原典講読『結婚愛』103(直訳[3],[4]と訳文)

[3] Et tunc dictum est mihi, "Vade ac intra etiam tu, et audies." [3] またその時、私に言われた、「行け、そしてあなたもまた中へ入れ、するとあなたは聞く」。

Ego vadi et intravi. 私は行き、入った。

Et lustrans domum intus, vidi quod esset quadrata, prospectus laterum ad plagas, in quovis latere tres altae fenestrae ex vitris chrystallinis, harum postes ex ligno olei; また、家の内部を観察している、私は、正方形であったことを見た、側面の断面が方位(複数)へ向けて☆1、それぞれの側面の中に三つの高いところに窓が、水晶のガラスから、これらの側柱☆2はオリーブの木から。

1 ここの意味は、正方形であったので壁の側面がちょうど四方位にあった、でしょう。

2 側柱は「戸口や窓の枠となる縦の柱」。

utrinque a latere postium eductiones e parietibus sicut camerae supra fornicatae, ubi mensae; 両側に、側面の側柱から、壁から、上部が丸天井造りの部屋ような突起物〔があり〕、そこに机が〔あった〕。

parietes harum erant ex cedris, tectum ex ligno nobili thyino, solum ex asseribus populi. これらの壁は杉(ヒマラヤスギ)ら、屋根はみごとなシトロン材(の木)から、床はポプラの板から。

Ad parietem orientalem, ubi non visae sunt fenestrae, posita erat mensa obducta auro, super qua locata erat cidaris lapidibus pretiosis circumobsita, quae cederet in palmam seu praemium illi, qui evestigaret secretum mox proponendum. 東の壁に、そこに窓が見られなかった、金でかぶせた机が置かれていた、その上に宝石をまき散らした被り物(冠)が〔特別ない位置に〕置かれていた、それは彼にシュロ〔の枝〕☆または報酬(賞)して与えられる、その者は間もなく提示される秘密を突き止める。

ヨハネ12:13(黙示録7:9)参照。シュロの枝を持って、主を賛美したので、ここは「称賛のしるし」と意訳してよいと思います。

[4] Cum visum distribui ad cameratas eductiones, quae erant sicut conclavia juxta fenestras, vidi quinque viros in quavis ex quovis regno Europae, qui parati exspectabant objectum judiciorum suorum. [4] その時、私は視覚をいろいろな方向へ送った、屋根つきの突起物へ、それは窓の近くの部屋のようだった、私は、ヨーロッパのそれぞれの国からそれぞれの中の五人の男たちを見た、その者は用意して〔いた〕、また判断を下す秘密の対象(主題)を待っていた。

Et illico tunc constitit angelus in medio palatii, et dixit, "Objectum judiciorum vestrorum erit, De amoris conjugialis origine, et de ejus virtute seu potentia; また、すぐさま、その時、天使が宮殿☆の真ん中に立った、また言った、「あなたがたの判断を下す対象(主題)である(未来)、結婚愛の起源について、また、その力、すなわち、〔性的〕能力について

この集会の会場は、ここから、おそらく「宮殿」でもあったのでしょう。」

ventilate hoc, et decernite: これを議論せよ、また決定せよ。

ac decretam sententiam inscribite chartae, et immittite hanc in argenteam urnam, quam juxta mensam auream videtis positam, et subscribite initialem literam regni, e quo estis, ut a Francis seu Gallis ‘F,’ a Batavis seu Hollandis ‘B,’ ab Italis ‘I,’ ab Anglis ‘A,’ a Polonis ‘P,’ a Germanis ‘G,’ ab Hispanis ‘H,’ a Danis ‘D,’ et a Suecis ‘S.’" そして決定の見解を紙に書つけよ、またこれを銀のつぼの中に入れよ、それを金の机の近くに置かれている〔のを〕あなたがたは見る、また国の頭文字を署名せよ、そこ〔国〕からあなたがたがいる、フランス人たちすなわちゴール人たちから〔なら〕「F」のように、オランダ人たちすなわちネーデルランドの住民たちから〔なら〕「B」、イタリア人たちから〔なら〕「I」、イギリス人たちから〔なら〕「A」、ポーランド人たちから〔なら〕「P」、ドイツ人たちから〔なら〕「G」、スペイン人たちから〔なら〕「H」、デンマーク人たちから〔なら〕「D」、またスウェーデン人たちから〔なら〕「S」」。

His dictis angelus abivit, et dixit, "Redibo." これらで言われて、天使は去った、また言った、「私は戻る」。

Et tunc quinque populares in quovis conclavio ad fenestras, edictum illud versabant, dispiciebant, et secundum praestantiam dotum suorum judiciorum decernebant, chartis inscribebant, subscripta litera initiali sui regni, et in argenteum cavum immittebant. また、その時、五人の同国人は窓の近くのそれぞれの部屋の中で、その命令を熟考した、吟味した、また判断を下す自分の優秀な贈り物(才能)にしたがって決定した、紙に書き入れた、自分の国の頭文字の署名したものを、また銀のくぼみ(隙間)の中に入れた。

His post trihorium peractis, redibat angelus, et ex urna eduxit chartas ordine, et legit coram congregatis. これらでなし遂げられて三時間後、天使は戻った、また、つぼから紙を順に引き出した、また会衆(群れ)前で読んだ。

 

(3)訳文

 103.これらに私は二つのメモラビリアを加えたい。最初のものはこれ――

 ある朝、太陽の上る前、私は霊界の中の東の方向を眺め、あけぼのの炎から輝く雲から飛び立つような四人の騎手を見た。騎手たちの頭の上に前立(羽毛飾り)のついたかぶと、腕の上に翼のようなもの、身体のまわりにオレンジ色の軽いチュニカ(シャツ)が見られた。このように競走者のような衣服で、彼らは立ち上がり、馬のたてがみの手綱を引きしめ、足に翼が生えたかのように走り出た。

 私は、彼らの進路(道筋)たは飛行を心で認めて、どこへ進むか視覚を続けた。見よ、三人の騎手は三方位へ、南、西、北へ分散した、また第四の者はしばらくの時間、東の中に残った。

 [2] これらに驚いて、私は天界を見上げ、それらの騎手はどこへ進むのか質問した。答えがもたらされた、「ヨーロッパの国々の中の、調べる物事の中で鋭い理性と鋭敏な能力があり、そして自分の〔国の〕もとで才能で称賛されて、秀でていた賢明な者へ〔であり、その者に〕近づき、結婚愛の起源について、また、その力、すなわち、〔性的〕能力について。〔その〕秘密を解くため〔である〕。

 彼らは天界から言った、「少し注意せよ、あなたは二十七台の馬車を見る、それらの中の三つはスペイン人たち、それらの中の三つはフランス人すなわちゴール人たち、それらの中の三つはイタリア人たち、それらの中の三つはドイツ人たち、それらの中の三つはオランダ人すなわちネーデルランドの住民たち、それらの中の三つはイギリス人たち、それらの中の三つはスウェーデン人たち、それらの中の三つはデンマーク人たち、またそれらの中の三つはポーランド人たち〔が乗っている〕。その時、二時間後、赤茶色の小さい馬にひかれ、派手に飾られた彼らの馬車が見られ、そして〔馬車は〕、東と南の境界に見られた大きな家のまわりへすみやかに向けられ、すべての乗り手は馬車から出て、強い霊(意気)で入った。

 [3] その時、私に言われた、「行け、そしてあなたもまた中へ入れ、するとあなたは聞く」。

 私は、行き、入った。

また、家の内部を観察して、私は、正方形であり、側面の断面が四方位へ向けられ、三つのそれぞれの側面の中の高いところに、水晶のガラスから、その側柱☆1がオリーブの木からできていた窓を見た。両側の壁から、側面の側柱から、上部が丸天井造りの部屋ような突起〔があり〕、そこに机が〔あった〕。これらの壁は杉(ヒマラヤスギ)ら、屋根はみごとなシトロン材(の木)から、床はポプラの板から〔できていた〕。

 そこに窓が見られなかった東の壁に、金をかぶせた机が置かれ、その上に宝石をまき散らした被り物(冠)が〔特別ない位置に〕置かれていた、それは間もなく提示される秘密を突き止める者に称賛のしるし☆2または報酬(賞)して与えられる。

 [4] その時、私は視覚をいろいろな方向へ、窓の近くの部屋のようだった屋根つきの突起へ送った、私は、ヨーロッパのそれぞれの国からそれぞれの〔部屋の〕中の五人の男たちを見た、その者は、判断を下す秘密の主題を待ち、用意していた。

 また、すぐさま、その時、天使が宮殿の真ん中に立ち、言った、「あなたがたの判断を下す主題は、結婚愛の起源について、また、その力、すなわち、〔性的〕能力について、である。これを議論し、決定せよ。そして決定の見解を紙に書つ、これを、金の机の近くに置かれている〔のを〕あなたがたが見る銀のつぼの中に入れよ、またあなたがたの出身地である国の頭文字を署名せよ、フランス人たちすなわちゴール人たちなら「F」、オランダ人たちすなわちネーデルランドの住民たちなら「B」、イタリア人たちなら「I」、イギリス人たちなら「A」、ポーランド人たちなら「P」、ドイツ人たちなら「G」、スペイン人たちなら「H」、デンマーク人たちなら「D」、スウェーデン人たちなら「S」のように」。

 これらが言われて、天使は「私は戻る」と言って、去った。

 また、その時、五人の同国人は窓の近くのそれぞれの部屋の中で、その命令を熟考し、吟味した、また判断を下す自分の優秀な才能にしたがって決定し、自分の国の頭文字の署名したものを紙に書き入れ、銀のくぼみ(つぼ)の中に入れた。

 これらがなし遂げられて三時間後、天使は戻り、つぼから紙を順に引き出し、会衆(群れ)前で読んだ。

 

1 側柱は「戸口や窓の枠となる縦の柱」。

2 「称賛のしるし」と訳した原語は「シュロ〔の枝〕」です。ヨハネ12:13(黙示録7:9)参照。シュロの枝を持って、主を賛美したので、ここは「称賛のしるし」と意訳してよいと思います。

原典講読『結婚愛』104

(1)原文

104. Tunc ex prima charta, quam forte manus ejus apprehendit, legit haec: "Nos quinque populares in nostro conclavio decrevimus, quod origo amoris conjugialis sit ex antiquissimis in saeculo aureo, et apud hos ex creatione Adami et ejus uxoris; inde est origo conjugiorum, et cum conjugiis origo amoris conjugialis. Quod amoris conjugialis virtutem seu potentiam concernit, hanc non aliunde derivamus, quam ex climate seu regione solis, et inde calore super terris: hoc non ex inanibus rationis inventis, sed ex evidentibus experientiae indiciis contemplati sumus; ut ex populis sub linea seu circulo aequinoctiali, ubi calor diurnus sicut ardet; et ex populis proprius ad illum circulum, et ex populis remotius ab illo habitantibus; et quoque ex cooperatione caloris solaris cum calore vitali apud animalia terrae et aves coeli tempore veris cum prolificant: praeterea quid amor conjugialis nisi calor, cui si accedit calor succenturiatus a sole, fit virtus seu potentia?" His subscripta est litera “H”, quae erat initialis regni, e quo erant.

 

(2)直訳

104. Tunc ex prima charta, quam forte manus ejus apprehendit, legit haec: その時、「最初」の紙から、それを偶然に彼の手がつかんだ、これらを読んだ――

"Nos quinque populares in nostro conclavio decrevimus, quod origo amoris conjugialis sit ex antiquissimis in saeculo aureo, et apud hos ex creatione Adami et ejus uxoris; 「私たちは、私たちの部屋の中の五人の同国人は決定した(decerno)、結婚愛の起源は金の時代の最古代人からであること、また彼らのもとにアダムとその妻から〔である〕こと。

inde est origo conjugiorum, et cum conjugiis origo amoris conjugialis. 結婚の起源はここからである、結婚とともに結婚愛の起源は。

Quod amoris conjugialis virtutem seu potentiam concernit, hanc non aliunde derivamus, quam ex climate seu regione solis, et inde calore super terris: 結婚愛の力、すなわち、〔性的〕能力については、私たちはこれを他のところから引き出さない、気候または太陽の地方以外の、またここから地上の熱〔から〕。

hoc non ex inanibus rationis inventis, sed ex evidentibus experientiae indiciis contemplati sumus; このことを理性の空虚な作り事から〔では〕ない、しかし、経験の明白なしるしから、私たちは熟考した。

ut ex populis sub linea seu circulo aequinoctiali, ubi calor diurnus sicut ardet; 例えば、昼夜平分時の(赤道の)線または帯の下の民から、そこに日中(昼間)の熱は燃えるよう〔である〕。

et ex populis proprius ad illum circulum, et ex populis remotius ab illo habitantibus; またその帯に近くの民から、またそこから遠くに住んでいる民から。

et quoque ex cooperatione caloris solaris cum calore vitali apud animalia terrae et aves coeli tempore veris cum prolificant: そしてまた太陽の熱の協力から、春の時の地の動物と空の鳥のもとの生命力の熱とともに、繁殖するとき〔の〕。

praeterea quid amor conjugialis nisi calor, cui si accedit calor succenturiatus a sole, fit virtus seu potentia?" さらに、結婚愛は熱でないなら何か? それに、もし、太陽からの副次的な(補助の)が加わるなら、力、すなわち、〔性的〕能力になる」。

His subscripta est litera “H”, quae erat initialis regni, e quo erant. これに文字「H」が書かれていた、それは国の頭文字であった、それから〔彼らが〕いた。

 

(3)訳文

 104、その時、偶然に彼の手がつかんだ「最初」の紙から、これらを読んだ――

 「私たちの部屋の中の五人の同国人は、結婚愛の起源は金の時代の最古代人からであること、また彼らのもとにアダムとその妻から〔である〕こと、結婚の起源は、結婚とともに結婚愛の起源はここからである、と決定した。

 結婚愛の力、すなわち、〔性的〕能力については、私たちはこれを、気候または太陽の地方〔から〕、またここから地上の熱〔から〕以外の他のところから引き出さない――このことを理性の空虚な作り事から〔では〕なく、しかし、経験の明白なしるしから、私たちは熟考した。例えば、赤道の線または帯の下の住民から、またその帯に近くの民から、またそこから遠くに住んでいる民から、そこに日中の熱は燃えるよう〔である〕。そしてまた太陽の熱の協力から、繁殖するとき〔の〕春の時の地の動物と空の鳥のもとの生命力の熱とともに。さらに、結婚愛は、それに、太陽からの補助の熱が加わるなら、力、すなわち、〔性的〕能力になる〔その〕熱でないなら何か?」。

 これに文字「H」が書かれていた、それは彼らの出身国の頭文字であった。