原典講読『霊界体験記』 3120

(1) 原文

Quod maximus in coelo qui minimus [vide loca ad 1234]

 

3120. Loquutus cum spiritibus, qui putabant in coelo maximum, esse sicut in terra potentissimum et opulentissimum, sed respondere datum, quod in coelo maximus, qui minimus, et illustrare datum per hoc, quod potentes aspirent ad felicitatem terrestrem, per potentiarum augmenta, et divites per divitiarum, et eorum finis est, ut sic beatiores sint, nam jucunditates omnes sic possidere animo cupiunt, hoc finis eorum; cum minimus in coelo maximam felicitatem haberet, sequitur inde quod maximus. 1748, 10 Sept.

 

(2) 直訳

Quod maximus in coelo qui minimus [vide loca ad 1234] 天界の中で最大の者は、その者は最小の者〔である〕こと〔見よ、1234の〔注の〕箇所☆〕

☆「注」には「マタイ18:4、20:26-28、23:11-12、マルコ19:35、10:43-45、ルカ9:48参照」とあります。

3120. Loquutus cum spiritibus, 私は霊たちと話した、

qui putabant in coelo maximum, esse sicut in terra potentissimum et opulentissimum, その者は思った、天界の中で最大の者、地の中のように最も力(権力)のある者、また最も富んだ者、であること、

sed respondere datum, quod in coelo maximus, qui minimus, しかし、答えることが与えられた、天界の中で最大な者は、その者は最小の者、

et illustrare datum per hoc, またこのことによって明らかにすることが与えられた、

quod potentes aspirent ad felicitatem terrestrem, per potentiarum augmenta, et divites per divitiarum, et eorum finis est, ut sic beatiores sint, 力のある者(勢力者)は地上的な幸福に向けて熱望する(得ようとする)、力(権力)の増大によって、また富める者は富の〔増加〕によって、また彼らの目的である、このように祝福された者であること、

nam jucunditates omnes sic possidere animo cupiunt, hoc finis eorum; なぜなら、すべての快さ(満足感)をこのようにアニムス(心)で所有することを欲するからである、これが彼らの目的〔である〕。

cum minimus in coelo maximam felicitatem haberet, sequitur inde quod maximus. 天界の中で最小の者が最大の幸福を持っている時、ここからいえる最大の者〔である〕ことが。

1748, 10 Sept. 1748年9月10日。

 

(3) 訳文

天界の中で最大の者は、最小の者であること☆

 

3120. 私は霊たちと話した。その者は、天界の中で最大の者は、地上のように最も権力のある者、また最も富んだ者であること思った。しかし、天界の中で最大な者は最小の者である、と答えることが与えられた。またこのことによって明らかにすることが与えられた――権力のある者は、権力の増大によって、また富める者は富の増加によって地上的な幸福を得ようとし、このように祝福された者であることが彼らの目的である。なぜなら、すべての満足感をこのようにアニムス(心)で所有することを欲し、これが彼らの目的であるからである。〔しかし〕天界の中で最小の者が最大の幸福を持っている時、ここから〔この者こそ〕最大の者であることがいえる☆☆。1748年9月10日。

 

☆「マタイ」18:4、20:26-28、23:11-12、「マルコ」19:35、10:43-45、「ルカ」9:48参照。

 

☆☆ 感想:だれもが「最大な者」となることを願う(?)。しかし、その願いは、そこから(満足感から)「幸福になる」ことである。なので、目の前にある(日常生活の中にある)ほんの些細な幸福(例えば、ちょっとした親切、そしてそれに心から感謝する)を見つけた者、すなわち、最小の者、これが(この世ではたいしたことがないが)天界では(自分に与えられた幸福に満足している)「最大の者」である。

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