原典講読『霊界体験記』 2365

(1) 原文

De Libertate hominis

 

2365. Una Lex ordinis in regimine universi a Domino est, quod unicuique relinquatur libertas; nam absque libertate nulla vita, nec ullus cultus, et absque libertate nulla emendatio. In altera vita etiam est libertas, sed apparens, datur unicuique velle, quod putant esse suum, nec distinguere possunt a libertate in altera{a} vita, quod aliquoties mihi dixerunt: sed est differentia. 1748, 20 Junius.

@a h.e. corporis すなわち「身体の」〔←この注は間違っていると思います、しかし、このように解釈するのもあり得ますが、その時、この世の(=身体の)自由について考えています〕

 

(2) 直訳

De Libertate hominis 人間の自由について

2365. Una Lex ordinis in regimine universi a Domino est, quod unicuique relinquatur libertas; 主による全世界の統治の中に秩序の一つの法則がある、それぞれの者に自由が残されている(自由の状態のままにしておく)こと。

nam absque libertate nulla vita, nec ullus cultus, et absque libertate nulla emendatio. なぜなら、自由なしに、何もいのちはないからである、何も礼拝はない、また自由なしに、何も矯正(改善)がない。

In altera vita etiam est libertas, sed apparens, 来世の中にもまた自由がある、しかし、外観〔である〕、

datur unicuique velle, quod putant esse suum, nec distinguere possunt a libertate in altera{a} vita, quod aliquoties mihi dixerunt: それぞれの者に意志することが与えられている、それを自分のものであることを思っている、来世の中で自由から区別することもできない☆、そのことが数回、私に言われた――

☆この個所を捕捉すれば――(来世で)意志することが与えられ、それを自分のものであると思っていると、「自由も持っている」と思ってしまうが(これは外観であり)、それで、(自分で)意志することと自由であることの区別ができなくなってしまう、ということでしょう。

sed est differentia. しかし、〔そこには〕相違がある。

1748, 20 Junius. 1748年6月20日。

 

(3) 訳文

人間の自由について

 

2365. 主による全世界の統治の中に、秩序の一つの法則は、それぞれの者に自由が残されていることである。なぜなら、自由なしに、いのちは何もなく、礼拝は何もなく、また自由なしに、改善は何もないからである。来世の中にもまた自由がある、しかし、外観である。それぞれの者に意志することが与えられており、それを自分のものであると思っている。来世の中では〔これを〕自由から区別することもできない、そのことが数回、私に言われた――しかし、〔そこには〕相違がある。1748年6月20日。

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