(これから述べることは、相変わらずの、ほんの雑談です、念のため)
ボクシングのガッツ石松があるとき発した言葉だとのこと、「(世界)チャンピオンになって、人生が380度変わってしまった」。本来なら正反対の方向を意味する180度と言うべきところを一回転の360度と混同したか、380度と言い違えてしまったらしい。
普通は笑い種としてここで終わってしまう。しかし、私はここに真実があると思う。「私はスヴェーデンボリに出会って人生が380度変わってしまった」。
何を言いたいのか、180度だとまるで変わってしまう、すなわち、私は教員だった、その教員生活を投げ出すような変化なら180度であろう。しかし私は勉強時間がほしくて全日制から、定時制に移った。見かけ生活はあまり以前と変わらない、人は「何で定時制に移ったの?」ぐらいの20度の変化しか認めない。聖書に出会ったとき人生観がひっくり返るような変化を感じた(これが最初の180度なのか)、その後、スヴェーデンボリに出会ってやはり180度に相当するような変化を感じた。まわりまわって360度と少しの変化なら、見かけは以前と同じ。
しかし、わずかながらも以前と違う、そして20度の違いであっても、長い間には歴然たる違いとなる。分水嶺なるものがある。降る雨の場所が1メートル違っても、その雨水の流れ行く先は太平洋と日本海であり、まったく異なってしまう。宇宙ロケットは軌道が1ミリ狂っても、目的地をはるかな離れ、宇宙をさ迷ってしまう。普通に、世俗的な栄達を求めて教員生活を送っていたら、今頃は「大校長」の名声を得ていたかもしれない(やや誇張)。
まわりまわって「380度」、たった少しの違いに見えるが、「人生が変わってしまった」。