『レキシコン』項目「P」に取り組んでいて

 やっと1週間前ぐらいから項目「P」に入った。そこで現在連載中の『天界と地獄』に修正個所が2つほど発生した。このように私の仕事は完成品ではなく、「現在進行形」である。
 1.本日parを訳した。そこに熟語「pari pasu」(訳は「歩調をととのえて、足並みをそろえて」といった意味)があり、例文としてinnocentia et pax pari passu ambulant HH288:2とあった。HHとは『天界と地獄』である。「はて、こんなふうに訳したことがあったっけ?」と見直したら、すっぽりと「訳し漏れ」であった。それで「無垢と平和は足並みをそろえて歩く(進む)」の訳文を追加されたい。
 2.同じく、このブログを書く直前に発見! それですぐさまこの記事を書くこととなった。
 paradoxonに取り掛かっていた。この語は通常「逆説・パラドックス」でよい。私もこれまで「逆説」と訳していた。ところが、逆説とは「一見矛盾または不合理のように見えて実際は正しい説」という意味である。スヴェーデンボリは(著作のすべての個所で)この語を「道理に明らかに反する言説」の意味で使用している! それで「著作」に限って「背理または矛盾」と訳すのが内容的に正しい! それで『天界と地獄』191番の「逆説」は「背理」に訂正!
 このようにある個人の使用する言葉は、通常の意味とは異なる意味で使用する場合があり、このparadoxonもその一つであることがたった今わかった。これが『レキシコン』の価値である。

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