原典講読『結婚愛』76(訳文)

(3)訳文
 76.第二のメモラビリア――
 翌日、以前の天使が私にやって来た、また言った、「あなたは、銀の時期または時代に生きた彼らから彼らの時代の結婚について私たちが聞くために、私が、その人々へ導き、同行するように欲するか?」
 そして、これらの者は主の案内からでないから近づけられないことも言った。
 私は以前のように霊の中にいた、そして私の案内者に同行した。また最初に、東と南の間の境界の中の丘へ。またその斜面の上に私たちがいた時、私に地の大きな範囲の地域が示された。そして私たちは遠くに山岳地帯のような隆起を、それらの間にまた丘を見た、その上に私たちは立った、谷間があった、またこの後ろに平野を、またここからゆっくりと起き上がっている上がり坂があった。
 私たちは谷間を超えて行くために下った、また私たちはここに、そこに、人間の形の中に木石を見た、またいろいろな動物、鳥、魚の彫られたものを。また、私は天使に質問した、「それらは何か、偶像ではないのか?」
 答えた、「まったく〔偶像では〕ない。いろいろな道徳的な美徳を、また霊的な〝真理〟を表象する像(オブジェ)である。その時代の人々のもとに対応の知識があった。また、すべての人間、獣、鳥また魚は何らかの特質に対応するので、それゆえ、それぞれの彫像が美徳や〝真理〟の部分的なあるものを、また多くのものが一緒に、全般的に拡大された形の中に、美徳または〝真理〟そのものを表象している。それらは、エジプトの中で表敬文字と呼ばれたものである」。
 [2] 私たちは谷間を通って進んだ、また平野に入った時、見よ、私たちは、いろいろな飾り衣装と手綱を付けた馬と馬車を見た、そしていろいろな形の馬車を、あるものはワシのように彫刻されたもの、あるものはクジラのように、またあるものは角とともに牡鹿のように、また一角獣のように、そしてまた、最後に何らかの荷馬車を、また周囲に脇に馬小屋を見た。しかし、私たちが近づくとき、馬も馬車消えた、またそれらの代わりに私たちは、二人ずつ、歩き、話し、推論している人間を見た。また私に天使が答えた、「遠くから見られた馬、馬車、馬小屋の外見は、その時代の人間の理性的な知性の外観である。というのは、馬は対応から真理の理解力を、馬車はその教えを、そして馬小屋は教育(教えること)を意味するから。
 私は〔あなたが〕、この世界の中ですべての者は対応にしたがって現われることを知っている」。
 [3] しかし、私たちはこれらを通り過ぎ、長い上がり坂を通ってのぼり、最後に、都を見、それに入った。また通り抜ける中で、私たちは街路と外側から、その家を観察した。それだけ多くの大理石から建てられた宮殿であった。その前に雪花石膏(縞大理石)からできた階段が、また脇に碧玉からできた柱あった。私たちはサファイア(青玉)色や空色(ラピスラズリの色)の宝石からできた神殿を見た。
 また、私に天使は言った、「彼らの家は石からできている、石は自然的な〝真理〟を、また宝石は霊的な〝真理〟を意味するからである。銀の時代の中に生きた彼らのすべての者に、霊的な〝真理〟から、またここから自然的な〝真理〟から知性があった。同様のものを、銀もまた意味する」。
 [4] 都を見渡している中で、私はここに、またそこに、二人ずつの配偶者たちを見た。夫と妻であったからである、私たちは、どこかに私たちが招かれることを期待した。また、このことが心の中にあったとき、通り過ぎる中で、家の中の二人から呼び戻され、そして私たちはのぼり、入った。また、天使は私のために彼らに話して、この天界の中への到来の理由を明らかにした、「ここ〔天界〕にいるあなたがた古代人のもとの結婚についての、あなたがたから教育(教えられる)のためである」。
 また、答えた、「私たちはアジアの中の人々(民族)らであった、そして私たちの時代の関心は〝真理〟への関心であった、それらによって私たちに知性があった。この関心は私たちの霊魂と心への関心であった。しかし、私たちの身体の感覚の関心は形の中での〝真理〟の表象であった、そして対応の知識いより、私たちの身体の感覚を私たちの心の知覚に結合し、私たちの知性を得た」。
 [5] これらを聞いて、天使は、彼らのもとの結婚について何らかのものを話すよう求めた。
 また、夫は言った、「善との真理の霊的な結婚と、一人の妻との男の自然的な結婚の間にの間に対応がある。また、私たちは対応を学んだので、私たちは、教会はその真理と善ともに、一人の妻とともに生きる真の結婚愛の中にいる者以外に、決して他の者のもとに存在することができないことを見た。
というのは、善と真理の結婚は人間のもとの教会であるから。それゆえ、ここにいるすべての私たちは言う、夫は真理であり、また妻はその善である、また善は自分のもの以外の他の真理を愛することができない、真理も自分のもの以外の他の善を愛し返すことが〔でき〕ないこと。もし、他のものが〔愛されるなら〕教会をつくる内なる結婚は滅びる、また結婚は単なる外なるものになる、それに偶像崇拝が〔対応し〕、教会は対応しない。それゆえ、一人の妻との結婚を、私たちは神聖な知界と呼ぶ、しかし、もし私たちのもとの多くの者と行なわれるなら、私たちはそれを神聖冒涜と呼ぶ」。
 [6] これらを聞いて、私たちは控えの間に導き入れられた、そこに、内壁に多くの芸術品が、また銀から鋳造されたような小さい像があった。また私は質問した、「それらは何か?」
 言った、「結婚愛のものである多くの特質、属性、快さを表象する絵や形である。これらは霊魂の結合を、これらは心の結合を、これらは胸の一致を、それらはここから生まれる歓喜を表象している」。
 調べている中で、私たちは内壁に、紫色、青色、白光り(色)三つの色から構成されるもの虹のようなものを見た。また私たちは、どのように紫色の色が青色に移る(変わる)か、また、白光り(色)を紺青色の色で染めるか、またこの色が青色を通って紫色の中に逆流すること、またこれが炎の光線の中にのように高揚するのを見た。
 [7] また、夫は私に言った、「それらをあなたは理解している」。
 私は返答した、「教えよ」。
 また、言った、「紫色の色はその対応から妻の結婚愛を、白光りの色は夫の知性を意味する、青色の色は妻からの夫の血悪の中の結婚愛の始まりを、またそれで白光りが染められた紺青色の色は、その時の夫の中の結婚愛を意味する。この色が青色を通して紫色の中に逆流し、またこれが炎の光線の中にのように高揚したことは、妻へ逆流した夫の結婚愛を意味する。このようなものがそれらの内壁に表象されている、その時、結婚愛についての瞑想から、その相互のものを、結合の継続するものや同時のものを、そこに描かれた虹を私たちは目を凝らして眺める」。
 これらに私は言った、「これらはさらに今日の神秘以上のものである、というのは、一人の妻との一人の夫の結婚愛のアルカナの表象の外見であるから」。
 また、答えた、「そのようである、しかし、それらはここの私たちにアルカナではない、またここから神秘でもない」。
 [8] これらが言われて、遠方から白い小馬に引かれた馬車が現われた。これらが見られて、天使は言った、「その馬車は、私たちが立ち去るようにとのしるしである」。
 その時、私たちが階段を通って下るとき、主人(もてなす者)私たちに、ブドウの木から葉がついた白く輝くブドウからブドウの房を与えた。また、見よ、葉は銀製のものになった、また私たちはそれを、銀の時代の人々と私たちが話したことのしるしとして、持ち去った」。

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