原典講読『結婚愛』79(直訳[11]と訳文)

[11] His auditis diximus ad illos, "Ratiocinamini ex oestro lasciviae, et non ex amore conjugiali; [11] これらで聞かれて、私たちは彼らに言った、「あなたがたはわいせつ(好色)な興奮から推論する、また結婚愛からでない。

prorsus non scitis quid amor conjugialis, quia friget ille apud vos; あなたがたはまったく結婚愛が何か知らない、あなたがたのもとでそれは凍っている(冷えている)ので

ex dictis vestris confirmati sumus, quod vos sitis ex saeculo, quod vocatur et consistit ex ferro et argilla, quae non cohaerent, secundum praedictionem a Daniele (cap. ii. 43); あなたがたに言われていることから、私たちは確信した、あなたがたが時代から〔の者〕であること、鉄と粘土から呼ばれ、構成されている、それらは密着しない、ダニエルによる予言にしたがって(243)

facitis enim amorem conjugialem et amorem scortatorium unum. というのは、あなたがたは結婚愛と淫行愛を一つのものにしているから。

Num hi duo plus cohaerent quam ferrum et argilla? これら二つのものは鉄と粘土よりもさらに密着するのか?

Vos credimini et vocamini sapientes, attamen nihil minus quam sapientes estis." あなたがたは賢明な者と信じており、呼ばれている、しかしながら、決して賢明な者ではない(ほど遠い)☆」。

nihil munus quamで「決して~でない」「とはほど遠い」の意味です。

His auditis, accensi ira clamabant, et convocabant turbam, ut nos ejicerent; これらで聞いて、怒りで火をつけられて、叫んだ、また群衆は呼び集めた、私たちを投げ出すために。

sed tunc ex potentia nobis a Domino data extensimus manus, et ecce presteres, echidnae et hydrae, et quoque dracones e deserto aderant, et invadebant, et implebant urbem, ex quo habitatores territi facti aufugerunt: しかし、その時、主から私たちに与えられた力から、私たちは手を伸ばした、また見よ、火ヘビ、マムシ、ヒュドラー、そしてまた荒野から竜が近づいた、また入り込んだ、また都に満ちた、そのことから住民は怖がされ、逃げた。

Et dixit mihi angelus, "In regionem hanc quotidie accedunt novi e tellure, ac priores per vices relegantur et dejiciuntur in voragines occidentis, quae e longinquo apparent sicut stagna ignis et sulphuris; また、天使は私に言った、「この領域の中に、毎日、地球から新しい者が近づく、そして前の者が時々(交替で)放される、また西の沼地の中に投げ込まれる、それは遠方から火と硫黄の池のように見える。

omnes ibi sunt et spirituales et naturales adulteri." そこにすべての者は、霊的なまた自然的な姦淫者である」。

 

(3)訳文

 79.第五のメモラビリア――

四つの時代、金、銀、銅、また鉄、生きた古代人への私の案内者と仲間であった前の天使が、再びいた、また私に言った、「あなたは見ることを欲する〔か?〕。それらの古代人の後の、どんなものであったか、また今でも〔どんなもの〕であるか。私に続け、あなたに見せよう。彼らについてダニエルはこれらを預言した。

 「それらの四つの〔王国〕の後に王国が起き上がる、その中で、鉄は泥の粘土と混ぜられる。『人間の種によって互いに混ぜられる、しかし、一つはもう一つと密着しない、鉄が粘土と混ぜられないように』」(ダニエル2:41-43)

 また、言った。「それによって鉄が粘土と混ぜられ、それでも密着しない『人間の種』によって、虚偽化されたみことばの真理が意味される」。

[2] これらが言われて、私は彼に続いた、また道の中で私にこれらを語った――「彼らは南と西の間の境界の中に、しかし、前の四つの時代に生きた者の後ろに大きな距離に、そしてまたさらに深いところに住んでいる」。

 私たちは南を通って西に隣接した地域へ前進した。また、私たちは恐ろしい森を通り過ぎた。というのは、そこに池々があり、それらからワニが頭を持ち上げていた、またその広くて歯のある開いた(大きな)を私たち(の中)に開けていたから。また池々の間に恐ろしい犬がいた、それらのある者(犬)にはケルベロス☆1のような三つの頭があった、あるには二つの頭、すべて犬が恐ろしいように口を開け、獰猛な目で通り過ぎる私たちを注視していた。

 私たちはこの西の領域の場所に入り、「黙示録」第123、第13章2で述べられているような竜とヒョウを見た。

 [3] また、天使は私に言った、「あなたがたは見たすべてのそれらの野獣は、野獣ではない、しかし、対応するもの、このように欲望の表象の形である、あなたがたは訪問する住民はそれらの〔欲望の〕中にいる欲望そのものが恐ろしいそれらの犬によって、彼らの欺きと策略ワニによって、彼らの虚偽とそれらへの邪悪な傾向が、それらは礼拝のものである、竜とヒョウによって表象される。けれども、表象された住民は森の後ろ最も近くに住んでいない、しかし先祖の世代の住民から十分に離され、分けられるために中間にある大きな荒野の後ろに〔住んでいる〕。というのは、さらにまた完全に、彼らから、すなわち、よそ者と違っているから。確かに、初期の人間のように、胸の上に頭を、そして腰の上に胸を、また足の上に腰を持っている。しかし、頭の中に何らかの金はなく、胸の中に何らかの銀はなく、腰の中にも何らかの銅(青銅)はない、それどころか、足の中にも何ならかの純粋な鉄はない。しかし、彼らの頭の中に粘土が混ぜられた鉄が、胸の中に両方のものが混ぜられた銅(青銅)が、腰の中にさらにまた両方の者が混ぜられた銀が、また足の中にそれらが混ぜられた金がある。またその反転によって人間から人間の彫刻に変えられた、それらの中で、内部は何も密着していない。なぜなら、最高位のものであったものが最低のものにされ、そのように頭であったものがかかとにされた、また逆も言えるからである。彼らは、私たちに天界から役者に似た者に見える、その者は身体を逆さにし、肘で横たわり、進む。または仰向けになって背中を横たえた、そして足を上方へ上げ、また地に埋めた頭から天を眺める獣のようである」。

 [4] 私たちは森を通り過ぎ、荒野を入った、それはさらに恐ろしかった。石の堆積から成り、それらの間に穴があり、それらからヒュドラー☆2やマムシが這い、火ヘビが飛び出た。

 この荒野全体は絶えず傾いていて、私たちは長い下り坂を通って降り、また最後に、その領域の住民からの谷間に、そして彼らの時代の住居やって来た。

 ここにまたそこにあばら屋があり、それらは最後に一緒になり、都の形へと結合されて見られた。

これへ私たちは入った、また見よ、家は、焦げた木の枝から、泥でくっつけられて、屋根は黒い薄板で建てられていた。街路はふぞろいであった、すべての街路は始まりの中で狭い、しかし、進行の中で広がった、また終わりの中で広々としていて、そこに広場〔があり〕。そこからこれほど多くの街路とそれだけ多くの広場があった。私たちが都に入った時、暗やみがひき起こされた、天界(空)が見られなかったからである。それゆえ、私たちは見上げ、私たちに光が与えられ、私たちは見た。またその時、私は出会う者に質問した、「あなたがたの上に、天界(空)が見られないので、あなたがたは見ることができるのか?」

 また答えた、「あなたがたが質問するこのことは何なのか?

 私たちは、はっきりと見ている。私たちは十分な光の中を歩いている」。

 これらを聞いて、天使は私に言った、「夜の鳥のように、暗やみが彼らに光であり、光が彼らに暗やみである、というのは、下方を眺め、上方を眺めないから」。

 [5] 私たちはここにまたそこに小屋の中に入った、また私たちは、どんなものでも中に、男が自分の女と〔いるのを〕見た、また私たちは,ここのすべての者は自分の家の中で一人の妻とだけ生活しているのか質問した。

 またこれらに、〔あざけりの〕口笛とともに答えた、「一人の妻とだけとは何か?

 なぜ、あなたがたは、一人の淫婦とだけ、と質問しないのか?

 淫婦でないなら妻ちは何か?

 私たちの法律から、姦通することは、一人の女とだけよりも多くの者とは許されない。しかしそれでも、多くの者と、私たちに不名誉なことまた不作法なことではない、しかし、家の外で。私たちはこのことについて、私たちの間で自慢している。このように、私たちは放縦を、またその快楽を、一夫多妻者よりもさらに楽しんでいる。

 なぜ、妻の複数性が私たちに否定されるのか、またそれでも許された、また今日、全地球の中で私たちのまわりで許されている。

 一人の妻だけとの生活は、捕らわれの状態や監禁でないなら何か?

 しかし、私たちは、ここにこの牢獄のかんぬきを壊して開け、奴隷状態から救い出し、解放する。だれが奴隷を怒るか、その者が自分自身を救出できるとき?」

 [6] これらに私たちは答えた、「あなたがたは、宗教なしのように話している。いくらかの理性でしつけられただれが、姦淫が神性を汚すものと地獄のもの、また結婚が聖なるものと天界のものであることを知らないか?

 姦淫は地獄の中の悪魔のもと、結婚は天界の中の天使のもとにないのか?

 あなたがたは十戒の第六の戒めを、また、パウロのもとに☆3、姦淫者は決して天界の中にやって来ることができないこと読まなかったのか?」

 これらに、もてなす者(主人)胸全体で(=腹を抱えて)笑い、私を単純な者のように、またほとんど狂気のように見た。

 しかし、直ちに、その時、都の首長から、使者が走り寄り、言った、「二人の到着者を広場の中に連れて来い、もし彼らが欲しないなら、彼らをそこへ引っ張れ。私たちは彼らを夜☆4の暗やみの中で見た、彼らはひそかに入った偵察者(スパイ)である」。

 また、天使は私に言った、「私たちが暗やみの中にいることを見つけたのは、天界の光である、その中に私たちがいたが、彼らには暗やみである、そして、地獄の暗やみは彼らに光であるからである。またこのことが生じたのは何も罪と見なさない、決して姦淫でないとするからである、またここから虚偽をまったく真理のように見る、そして虚偽は地獄の中でサタンの前で光を放つ、そして真理は、彼らの目に、夜の暗やみのように暗い」。

 [7] 私たちは使者に言った、「私たちは駆り立てられない、まして、広場の中へ引っ張られない、しかし、自発的にあなたとともに行く」。

 そして、私たちは行った――また、見よ、そこに多くの群衆、そこからある法律家ちが出てきて、私たちに耳の中に言った、「あなたがたは用心せよ、宗教に、統治(政治)の形をに、また習慣(作法)道徳的に善いことに反する何らかのことをあなたがたが話さないように。

 また私たちは答えた、「私たちは話さない、しかし、それらのために、またそれらから話そう」。

 私たちは質問した、「結婚について、あなたがたの宗教は何か?」

 これに群衆は不平をつぶやき、言った、「これは私たちにとって結婚と何の関係があるのか? 結婚は結婚である」。

 また再び私たちは質問した、「淫行について、あなたがたの宗教は何を教えているのか?」

 これにもまた群衆は不平をつぶやき、言った、「これは私たちにとって淫行と何の関係があるのか? 淫行は淫行である。罪のない者が最初に石を取れ」。

 また三度目に私たちは質問した、「あなたがたの宗教は、結婚について、聖なるものと天界のものであること、また姦淫について、神聖を汚すのまた地獄のものであることを教えていないか?」

 これらに群衆の中の多くの者は声高に笑い、あざけり、からかって、言った、「それらが宗教のものであることを、私たちでなく、私たちの聖職者たちに質問せよ。私たちは彼らの言うことにまったく満足する、宗教の何らかのものは理解力の判断の中に落ち込まないからである。あなたがたは、理解力は神秘(的なもの)の中で狂うこと、それら(神秘)から全宗教があることを聞かなかったのか?

 また、行為は宗教と何の関係があるのか? 信心深い心からの、償い、弁償(贖罪)、また転嫁についてのブツブツ声ではないのか? それらは霊魂を幸福にするが、働きではない」

 [8] しかし、その時、都の賢明な者からのある者が、〔その者は〕そのように呼ばれた、近づき、言った、「ここから、去れ、群衆は激しく怒った、じきに騒動が起こる。私たちはこの事柄について〔私たち〕」だけで話そう。集会所の後ろに散歩道がある、私たちはそこへ離れ、私たちとともに来い」。

 また、私たちは続いた――またその時、私たちを質問した、私たちがどこからか、またここに何の用事があるのか。

 また、私たちは言った、「結婚について私たちが教えられるためである。それがあなたがたのもとで、金、銀、銅の時代に生きた古代人のもとでのように、秘跡であるか、あるいは〔秘跡で〕ないである」。

 また、彼らは答えた、「何が秘跡か? 肉と夜の働き(営み)ではないのか?」

 また、私たちは答えた、「霊の働きでもないのか? また、肉は霊から行なう、それは霊的ではないのか? また霊は、行なうすべてのものを、善と真理の結婚から行なう。自然的な結婚の中に入るもの、夫と妻のものであるもの、これは霊的な結婚ではないか」。

 これに賢明な者は、〔その者は〕そのように呼ばれた、答えた、「あなた方この事柄を、理性的なものの上方を超える霊的なものへあまりに洗練させ、高尚にする。だれが、そこに始まり、ここから降ること、またこのように何らかのものを判断することができるのか?」

 これらに、あざけって、加えた、「おそらく、あなたがたは天界の最高の領域を飛ぶことができるワシの翼を、また、鋭く見ることができるそのような目を持っている。私たち持つことができない」。

 [9] また、その時、私たちは彼らに、高さまたは領域から、その中に彼らの心の観念が飛ぶ鳥〔のように〕、一人の妻との一人の夫の結婚愛が存在すること、その中に天界のすべての幸福の状態、至福、快さ、楽しさ、また快楽が運び集められていることを、また、この愛は主からであること、その方からの善と真理の受け入れにしたがって。そのように教会の状態にしたがっていることを知っているかどうか、あるいは知ることができるかどうか言うように願った。

 [10] これらを聞いて、身を背かせ、言った、「これらの男は狂っている。彼らは自分の判断とともにエーテルへ入り、空虚なものを憶測しながら、クルミを散らかしている☆5」。

 この後、身を私たちへ向け、言った、「私たちは、あなたがたの空虚な予言(占い)と夢にまっすぐに答えよう」。

言った、「結婚愛は宗教と、また神からの霊感と共通な何を持つのか?

 その愛は、それぞれの者のもとの力(性的能力)状態にしたがっていないか?

教会の外にいる者に、そのように内にいる者のもとに、彼らのもとに等しく存在しないか。キリスト教徒のもとにのように異教徒のもとに等しく? それどころか敬虔な者のもとにのように不信心な者のもとに等しく?

 それぞれのその愛の力強いことは、あるいは遺伝から、あるいは健康から、あるいは生活の節制から、あるいは気候の暖かさからではないのか? そしてまた、薬物によって強くされ、興奮(刺激)せられることができる。

 獣のもとに、特に、二つ一組になって互いに愛する鳥のもとに似たものがないのか?

 その愛は肉欲のものではないのか?

 肉欲のものが、教会の霊的な状態と共通な何を持つのか?

 その愛は最後の結果に関して妻と、その結果に関して淫と、愛からは少しも異ならないのではないのか?

 情欲に似たもの、歓喜と似たものではないのか?

 それゆえ、結婚愛の起源を教会の聖なるものから導き出すことは侮辱を加えることである」。

 [11] これらが聞かれて、私たちは彼らに言った、「あなたがたは好色な興奮から、また結婚愛からでなく推論する。あなたがたのもとで結婚愛は凍っている(冷えている)ので、あなたがたはそれが何かまったく知らない。あなたがたに言われていることから、私たちは確信した、あなたがたがダニエルによる予言にしたがって(243)、密着しない鉄と粘土から呼ばれ、構成されている時代から〔の者〕であること。というのは、あなたがたは結婚愛と淫行愛を一つのものにしているから。

 これら二つのものは鉄と粘土よりもさらに密着するのか?

 あなたがたは賢明な者と信じており、呼ばれている、しかしながら、決して賢明な者ではない」。

 これらを聞いて、怒りで火をつけられて、群衆は叫び、私たちを投げ出すために〔仲間を〕呼び集めた。しかし、その時、主から私たちに与えられた力から、私たちは手を伸ばした、また見よ、火ヘビ、マムシ、ヒュドラー、そしてまた荒野から竜が近づき、都に入り込み、満ちた、そのことから住民は怖がり、逃げた。

 また、天使は私に言った、「この領域の中に、毎日、地球から新しい者が近づく、そして前の者が交替で追放され、西の沼地の中に投げ込まれる、それは遠方から火と硫黄の池のように見える。そこのすべての者は、霊的なまた自然的な姦淫者である」。

 

1 ケルベロスは黄泉の国の番犬。

2 〖ギリシア神話〗ヒュドラーはへーラレースに殺された九頭のヘビ。一つの頭を切ると二つの頭が生じたという。転じて「手に負えない代物」。

3「コリントⅠ」6:9

4 原文は「光」ですが、文脈から判断して「夜」のミスでしょう。

5 「クルミを散らかす」のは子どもの遊びです。