
Light in My Darkness
Dorothy Herrmann, Helen Keller, Ray Silverman
目が見えず、耳が聞こえず、口がきけないという三重の障害を負いながらも、世界中の多くの人々に大きな影響を与えた「奇跡の人」。
そのヘレン・ケラーが信じていた宗教については知っている人は少ないと思います。そしてヘレン・ケラーがみずからの宗教観を明らかにしているのがこの本です。
彼女は、エマヌエル・スヴェーデンボリの神学著作を読み、大きな影響を受けました。この本は単に自分の宗教観を述べるというよりも、その神学の案内書と言ってもいいほどです。
ヘレン・ケラーの自伝はよく知られていますが、これはそれを補完するものであり、この著作を併せて読むことで、彼女の生涯の全貌が見えてきます。
これは英語で書かれていますが、次回は、その和訳について紹介したいと思います。
カテゴリー: 本の紹介
ラテン語の入門に最適

初級ラテン語入門
有田 潤
ラテン語の一般的な入門書とおすすめしたいのがこの本です。200ページほどで、それほど厚いものではありません。私のラテン語の文法知識はほとんどこのレベルです。ただし、最初に買った本は読みつぶしました。この本にある変化表はすべて暗記しました。おかげで。表紙もとれて、製本がこわれ、手垢でうす汚れています。今は同じ本の2冊目を購入し、時々、眺めて復習しています。
この本と並行して、ラテン語会話と作文をやりました。それから、スヴェーデンボリの著作をラテン語原典で読むようになりました。会話・作文は独学ではなく、先生について学びましたが、『初級ラテン語入門』で学んだことが基礎になっています。
この本でも書かれているように、これを終了したあと、『ラテン広文典』(泉井久之助)で学ぶのがいいでしょう。
奇跡の人の奇跡の言葉

奇跡の人の奇跡の言葉
ヘレン ケラー, Helen Keller, 高橋 和夫, 鳥田 恵
前に紹介した”My Religion”の日本語版です。これまでに何種類もの和訳が刊行されていますが、その多くはすでに絶版となっており、入手困難です。これは和訳の最新版です。
内容については、また別の機会にふれたいと思います。
鈴木大拙訳の『天界と地獄』
国際的に著名な仏教学者である鈴木大拙という方は、日本で最初にスヴェーデンボリの著作を和訳した人物でもあります。
明治時代の終わりころ、イギリスのSwedenborg Societyが資金を提供し、鈴木大拙師に依頼して、1910年に出版されたものです。
『天界と地獄』以外にも、彼はその後、『神慮論』『神智と神愛』『新エルサレムとその教説』といった本を訳出しています。
鈴木大拙訳の『天界と地獄』などの和訳は岩波出版から刊行された『鈴木大拙全集』に収録されていますが、現在は入手困難です。
なお『天界と地獄』については国立国会図書館の「近代デジタルライブラリー」でその本文画像が公開されています。このサイトで、「スエデンボルグ」で検索をすれば読めるはずです。