(3) 訳文
839〔これらに私はこのメモラビリアをつけ加える――〕
私は霊たちの世界☆の中を眺めた、赤色と黒色の馬の上に軍隊を見た。
それらの上に座っている者は、顔と胸に関して馬の腰としっぽに、また後頭部と背後に関してそれらの首と頭に向きを変えているサルのように見え、端綱(はづな)は騎乗の首のまわりにぶら下がっていた。
また、彼らは、「私たちは白い馬の上の騎乗者に対して戦おう」と叫び、両方の手で自分の端綱(はづな)を動かした。このように馬を戦いから引き戻した。またこのことが絶えず続いた。
その時、天界からふたりの天使たちが降り、私に近づき、「あなたは何を見ている〔のか?〕」と言った。
私は、このようにばかばかしい騎乗を見たことを語り、「これは何か? 彼らはだれか?」と質問した。
[2] 天使たちは答えた、「ハルマゲドンと呼ばれる(黙示録16:16)場所からである、新しいエルサレムと呼ばれる主の新しい教会から者に対して戦うために、その中に数千人も集められた。
彼らはその場所の中で教会と宗教について話した。それでも、彼らのもとには、何らかの霊的な真理がないので教会の何らかのものがなく、何らかの霊的な善がないので宗教の何らかのものもなかった。
彼らはそこに口と唇でこれとそれについて話した、しかし、その理由は、それらによって支配するためである。
彼らは青春時代の中で信仰のみを、神の三一性を、またキリストの二元性を確信することを学んだ。かし、教会の中の高位の任務へ進められたとき、しばらくの間、それらを心に保存した。しかし、その時、神についてと天界についてさらに考えることがなく、自分自身と世について、このように永遠の幸福(祝福)と幸福について考えない、しかし、一時の高位(卓越)と富について考えることが始まったので、青春時代の中で引き寄せた教えの事柄を天界と交通する、またここから天界の光(ルークス)の中にある理性的な心の内的なものから、世と交通する、またここから世の光(ルークス)☆1の中にある理性的な心の外的なものの中へ退けた。また最後に、それらを自然的な感覚的なものの中へ押し下げた。そこから、彼らのもとの教会の教えの事柄は、もはや理性からの思考のものでなく、さらにまして愛からの情愛のものでない、口先だけのものになった。
また自分自身をこのようなものにしたので、教会のものである本物の真理を、宗教のものである本物の善を何も許容しない。
彼らの心の内的なものは、硫黄のちりと鉄のくずの混合で満ちたびんのようにたとえられる、その中に、水が入れられるなら、最初に熱くなり、その後、炎が生じ、そのことからびんは粉々にされる。同様に、彼らは、みことばの純粋な真理である生ける水について何らかのものを聞き、これが耳を通して入るとき、激しく怒り、燃え上がり、またそれを彼らの頭を粉砕するもののように退けた。
[3] 彼らは、あなたに、赤色と黒色の馬の上で身体を反対にし、首のまわりに端綱(はづな)をつけて騎乗しているサルのように見えた。彼らは、みことばからの教会の真理と善を愛さなかったので、馬の前の何ならかのものを見ること欲しない、しかし、その後ろのものを〔見ようと欲する〕。というのは、「馬」はみことばの理解力を、「赤い馬」は善に関して失われたみことばの理解力を、「黒い馬」は真理に関して失われたみことばの理解力を意味するからである。
彼らが白い馬の上に乗っている者に対する戦いを叫んだことは、「白い馬」は善と真理に関するみことばの理解力を意味するからである。
私が、〔彼らが〕その馬を首で引き戻すことを見た〔のは〕、みことばの真理が多くの者に、またこのように光(ルークス)の中にやって来ないように、その戦いを恐れたからであった。これらが解釈である」。
[4] さらに天使たちは言った、「私たちは天界のミカエルと呼ばれる社会から〔の者〕である。主から、ハルマゲドンと言われる場所の中に降ることを命じられた、そこからあなたに見られた騎士の一団が突発した。
天界の中の私たちのもとの「ハルマゲドン」によって、支配する、また卓越する愛から起こる虚偽化された真理から戦おうとする状態や心が意味される。
私たちはあなたのもとに、その戦いについて知ろうとする願いを知覚するので、何らかのものを物語ろう」。
私たちが天界から降った後、ハルマゲドンと言われるその場所へ近づき、そこに数千もの集まった者を見た。
けれども、私たちはその集団の中に入らなかった、しかし、その場所の南の側に、そこに教師とともに少年たちがいた家々があった。そこへ私たちは入った。その者たちは私たちを親切に受け入れた。
私たちは彼らの交わりから楽しんだ。
すべての者は顔に関して目の中にいのちから美しく見えるものが、また会話の中に熱意からのものがあった。真理の知覚から目の中にいのちが、また会話の中に真理の☆2情愛からの熱意が彼らにあった。それゆえ、さらにまた天界から彼らに帽子が与えられた、その縁は真珠で編み込まれた金糸からのひもで飾られていた、そしてまた白色と青色から色とりどりの衣服が与えられた。
私たちは彼らにハルマゲドンと呼ばれる近くの場所を見たか質問した。
彼らは、家の屋根の下にある窓を通してであること、集団をそこに見たことを言った。また、しかし、いろいろな外観の下に、時には指導者たち☆3の人間のように、時には人間でないように、しかし、彫像や刻まれた偶像のように、またそれらのまわりに集団がひざまずいていた。これらの者もまた、いろいろな形の下に、私たちに見られた、時には人間のように、時にはヒョウのように、また雄ヤギのように。これらの者は下方へ伸ばした角で土を掘り出していた。
私たちはそれらの変形(変態)で、だれが表象されるか、何を意味するか説明した。
しかし、(問題の)事柄へ〔戻ろう〕――