[4] Quod antiquis temporibus plures artes magicae fuerint, et inter illas incantationes, patet apud Mosen: [4] 古代の時代に、多くの魔法の技術があったことは、またそれらの間に魔術、モーセ(の書)のもとに明らかである――
“Quando veneris in terram, non disces facere juxta abominationes gentium illarum; 「あなたが地の中にやって来る時、学んではならない、それらの異教徒の忌まわしいものにしたがって行なうことを。
non invenietur in te qui tradat filium suum aut filiam suam per ignem, Praestigiator per praestigias. あなたの中に見つけられてはならない、その者は自分の息子または自分の娘を火を通って渡す、呪術によって呪術師。
Divinator ac Hariolans, et Veneficus, et incantator incantationis, et interrogans Pythonem, et Augurans, et Quaerens mortuos: 占い者そして占い師、また妖術者(毒殺者)、また魔術の魔術師、また霊媒を訪ねる者、また予言する者、また死者を問う者。
nam abominatio Jehovae omnia illa” (Deutr. xviii. 9-11). なぜなら、エホバの忌み嫌うもの〔であるからである〕、それらすべての者は」(申命記18:9-11)。
Persuasio falsi et sic destructio veri per “incantationes” significantur in his locis: 虚偽の信念とこのように真理の破壊が「魔術」によってこれらの箇所の中に意味されている――
“Sapientia tua et scientia tua seduxit te: 「あなたと知恵とあなたの知識があなたを惑わした。
ex eo veniet super te malum; そのことからあなたの上に悪がやって来る。
persta in Incantationibus tuis, et in multitudine Praestigiarum tuarum” (Esaj. xlvii. 10-12); あなたの魔術をやり通せ、またあなた多くの妖術を」(イザヤ47:10-12)。
“Ex Incantatione Babylonis seductae sunt omnes gentes” (Apoc. xviii. 23); 「バビロンの魔術から、すべての異教徒は惑わされた」(黙示録18:23)。
“Foris stabunt Canes, Incantatores, Scortatores, Homicidae” (Apoc. xxii. 15); 「外に、犬、魔術者、淫行者、殺人者が立つであろう」(黙示録21:15)。
Jehoramus dixit ad Jehu, “Num pax; ヨラムはエフーへ言った、「平和か。
[qui] dixit, [Quid pax,] usque ad scortationes Isabelis matris, et incantationes ejus multas” (2 Reg. ix. 22); (その者は)言った、(何が平和か)、母のイゼべルの淫行までも、また彼女の魔術が多くのもの」(列王記Ⅱ9:22)。
per “scortationes” ejus significantur falsificationes (n. 134) et per “incantationes ejus,” destructiones veri per persuasiones falsi. 彼女の「淫行」によって虚偽化(曲解)が意味される(134番)、また「彼女の魔術」によって虚偽の信念によっての真理の破壊が。
[5] Quod vicissim “incantatio” significet rejectionem falsi per vera, quae etiam fiebat tacite cogitando et mussitando ex zelo veri contra falsum, patet ex his: [5] 逆に、「魔術」は、真理によっての虚偽の排斥(捨てること)が意味される、それもまた虚偽に反抗する真理の熱意から黙って考えることともぐもぐ言う(つぶやく)ことで行なわれたことは、これらから明らかである――
Jehovah removebit ex Sione “fortem, virum belli, consiliarium, doctum Mussitationis, peritum Incantationis” (Esaj. iii. 1-3): エホバはシオンから取り除く(追放する)、「力ある者を、戦いの男を、助言者を、もぐもぐ言うことを教える者を、魔術の熟練家を」(イザヤ3:1-3)。
“Venenum illorum sicut venenum aspidis surdae: 「彼らの毒は耳しいのエジプトコブラの毒のよう〔である〕。
obturat aurem suam ut non audiat vocem Mussitantium, Incantatoris incantationum sapientis” (Psalm. lviii. 5, 6 [B.A. 4, 5]); 自分の耳をふさぐ、もぐもぐ言う者の声を聞かないために、魔法使い(呪文を唱える者)の〔声を〕賢明な(熟練した)者の魔術(まじない・加持祈祷)の」(詩篇58:4, 5)。
“Ecce Ego mitto in vos serpentes basiliscos, contra quos non Incantatio” (Jerem. viii. 17); 「見よ、わたしはあなたがたの中に、ヘビを、バジリスクを送る、それらに対し魔術は〔きか〕ない」(エレミヤ8:17)。
“In angustia quaesiverunt Te, clamaverunt Mussitatione” (Esaj. xxvi. 16) 「苦しみの中で彼らはあなたを求めた、もぐもぐ言うことで叫んだ」(イザヤ36:16)。
(3) 訳文
462 「魔術」によって何が意味されるか、今日では知られていないので、簡単に言われる。
「魔術」が直ぐ前に、十戒のその第八の戒め「偽りの証言をしてはならない」の代わりに言われている。なぜなら、「殺人」、「淫行」、「盗み」である残りの三つのものが、そこに名前を挙げられているからである。「偽りの証言をすること」によって、自然的な意味で、偽りの証人となること、偽ること、中傷することが意味される。また霊的な意味で、虚偽が真理であること、また悪が善であることを確信することと説得すること〔が意味される〕。そのことから、「魔術を行なうこと」によって虚偽を説得すること、またこのように真理を破壊することが意味されることが明らかである。
[2] 古代人のもとで用いられている魔術があり、三つの方法で行なわれた。
「第一のもの」、他の者の聞くことを、またこのように心を絶え間なく自分のことばと発言の中に、それらについて何らかのものをゆるめないで、同時に、その時、話しの音声の中に息によって情愛に結合した思考を息を吹きかけることと吹き込むことを保つことである、そのことから聞く者は自分自身から何らかのものを考えることができない。このように偽る者たちが自分の虚偽を暴力とともに注ぎ込んだ。
「第二のもの」、間違った信念を注ぎ込むこと。〔これは〕すべての正反対ものから、心の抑制そして自分自身により言われた観念だけの中に集中〔させること〕によって行なわれた。ここから、彼の心の霊的なスフェアが他の者の心の霊的なスフェアを追い散らし、それを窒息させた。これは霊的な呪縛であった、それを昔の魔術師は用い、理解力を縛ることまた結ぶことと呼ばれた。この種類の魔術は霊または思考だけのものであった、けれども、前のものは口のものまたは話しのもの〔も一緒〕であった。
「第三のもの」、聞く者が自分の心を自分の見解の中に、話していることから何らかのものを聞かないために自分の耳をまったく閉ざすように、これほどに固定して保つこと〔である〕。〔このことは〕口の息の抑制によって、また時々、音を伴わずもぐもぐ言うことによって、またこのように自分の敵対者の意見の絶え間のない否定によって行なわれる。この種類の魔術は他の者に聞いていることのものであった、けれども、前の二つは他の者へ話していることのものであった。
古代人のもとにあったこれら三つの種類の魔法は今でも地獄の霊のもとにある。けれども、世の人間のもとに、自己知性の高慢から宗教の虚偽を自分自身のもとに確信した者のもとに第三の種類のものだけが残っている。というのは、これらの者は、正反対のものを聞く時、それらを自分の思考の中に接触へ向けてよりもさらに近く入れない、またその時、自分の心の内的な洞から火のような〔ものを〕出し、それはそれらを滅ぼすからである、それについて他の者は、もし魔法使いがその火を、すなわち、自分の高慢の怒りを、見せかけで抑制するなら、顔〔つき〕や返答の中の音声からの予言〔らしきもの〕によってでないなら、何も知らない。
この魔術は、真理が受け入れられない、また多くの者のもとで理解されないために、今日〔も〕行なわれている。
[4] 古代に、多くの魔法の技術が、またそれらの間に魔術があったことは、「モーセの書」に明らかである――
「あなたが地にやって来る時、それらの異教徒の忌まわしいものにしたがって行なうことを学んではならない。あなたの中に、自分の息子または自分の娘を火を通って渡す者、呪術による呪術師が見つけられてはならない。占い者そして占い師、また妖術者、また魔術の魔術師、また霊媒に訪ねる者、また予言する者、また死者に問う者〔が見つけられてはならない〕。なぜなら、それらすべての者は、エホバの忌み嫌うもの〔であるからである〕」(申命記18:9-11)。
虚偽の信念とこのように真理の破壊が「魔術」によって、これらの箇所に意味されている――
「あなたと知恵とあなたの知識があなたを惑わした。そのことからあなたの上に悪がやって来る。あなたの魔術を、またあなた多くの妖術をやり通せ」(イザヤ47:10-12)。
「バビロンの魔術から、すべての異教徒は惑わされた」(黙示録18:23)。
「外に、犬、魔術者、淫行者、殺人者が立つであろう」(黙示録21:15)。
ヨラムはエフーへ言った、「平和か」。(その者は)言った、(何が平和か)、母のイゼべルの淫行、また彼女の魔術が多くのもの〔が続くかぎり〕」(列王記Ⅱ9:22)。
彼女の「淫行」によって虚偽化が(134番)、また「彼女の魔術」によって虚偽の信念による真理の破壊が意味される。
[5] 逆に、「魔術」は、真理による虚偽を捨てることが意味され、それもまた、虚偽に反抗する真理の熱意から黙って考え、もぐもぐ言うことで行なわれたことは、これらから明らかである――
エホバはシオンから、「力ある者、戦いの男、助言者、もぐもぐ言うことを教える者、魔術の熟練家」を取り除く(イザヤ3:1-3)。
「彼らの毒は耳しいのコブラの毒のよう〔である〕。もぐもぐ言う者、魔法使い、熟練した魔術声を聞かないために自分の耳をふさぐ」(詩篇58:4, 5)。
「見よ、わたしはあなたがたの中に、ヘビを、バジリスクを送る、それらに対し魔術はききめかない」(エレミヤ8:17)。
「苦しみの中で彼らはあなたを求め、もぐもぐ言って叫んだ」(イザヤ36:16)。