ラテン語を学び始める、その勉強法は?

 ヘブル語・ギリシア語の習得に精力を使い果たした状態だったので、ラテン語を本格的に学ぶ気はなかった、と述べた。それでも3月22日のブログ「ラテン語勉強歴」で述べたように(1) 原典を手元に置き(93年9月)、 (2)よい教科書に出会う(小林標著『独習者のための楽しく学ぶラテン語』、93年12月)と勉強をしたくなってきた。
 さらに、原典を参照し、読むだけでなく「翻訳したい」との気持ちも起こってきた。このことについては別に述べる。
 94年5月(47歳)に注文してあった『LEXICON』を入手し、ばらく、使っているうち、「これ(辞書)を使えば、読める、翻訳できる」と確信をもった。しばらく勉強してから――
 1997年1月、50歳を契機に個人研究誌『荒野』を創刊した。A5版30ページくらいの月刊誌であり、50部ほど作成し、30部ほど頒布した。諸般の事情で2001年8月67号をもって中断した。
 その内容は当然ながら「原典対訳」がメインだった。もちろん本邦初訳のものを扱うようにした。自分のラテン語の勉強をかねて発行した。学んでから発行するのでなく、発行しながら、公表することを原動力として学び続けたのだった。すなわち、私のラテン語原典訳は97年が始まりである。
 『荒野』では、ほんの小編から始め、途中『仁愛について』を全部、また別冊では『預言者と詩篇』の預言者の部分も訳した。振り返れば、「ろくに学びもしないで、よくこんなことやったなあ」という気もする。しかし、思いついたら始めちゃう性分だし、前にも述べたが「わからないことがあったら、そのことについて著述してしまう」という「勉強法」そのものだった。

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