原典講読『真のキリスト教』746(直訳[3],[4]と訳文)

[3.] Praeterea cuivis amori est suum jucundum, vivit enim amor per hoc, ac jucundum amoris usuum est jucundum caeleste, quod sequentia jucunda ordine intrat, et secundum ordinem successionis exaltat illa, ac aeternat illa." [3] さらに、愛のそれぞれにその快さがある、というのは、これによって愛は生きるから、そして役立ちの愛の快さは天界の快さである、快さの続くこと(結果)が順に入る、また続くことの順序にしたがってそれが高まる、そしてそれを永遠性を与える(永続させる)
Post haec enumeraverunt delicias caelestes procedentes ex amore usus, et dixerunt quod sint myriades myriadum, et quod in illas intrent qui in caelum: この後、役立ちの愛から発出する天界の歓喜を列挙した、また言った、一万の一万(=無数)にあること、またそれらの中に入ること、その者は天界の中に〔いる〕。
et porro de amore usus per sermones sapientiae protraxerunt diem cum illis usque ad vesperam. またさらに、役立ちの愛について知恵の会話(談話)によって日を引き伸ばした(=知恵に満ちた談話で一日を過ごした)彼らとともに夕まで。
[4.] Sed circa vesperam venit cursor amictus linteo ad decem advenas comites angeli, ac invitavit illos ad nuptias sequente die celebrandas; [4] しかし、夕方あたりに(近く)使者がやって来た、亜麻布の衣で、天使に伴われた十人の到着者に、そして彼らを結婚式へ招待した、次の日に祝う。
et advenae valde laetati sunt, quod etiam visuri sint nuptias in caelo. また到着者は大いに喜んだ、天界の結婚式もまた見ることになること。
Post hoc, ducti sunt ad quendam consiliarium a latere, et cenaverunt cum illo; この後、側近の顧問官のある者へ導かれた(案内された)また彼と食事をした。
et post cenam redierunt, et secesserunt ab invicem, quisque in suum cubiculum, et dormiverunt usque ad mane. また食事の後、戻った、また相互に(他から)続いた、それぞれが自分の寝室の中に、また朝まで眠った。
Et tunc evigilati audiebant cantum virginum et puellarum e domibus circum forum, de quo supra. またその時、目が覚めて、広場のまわりの家から乙女()と少女の歌が聞こえた、それについて上に。
Canebatur tunc affectio amoris conjugialis; そのとき結婚の愛の情愛が歌われた。
ex cujus suavitate penitus affecti et perciti, percipiebant beatam amoenitatem insitam gaudiis suis, quae elevabat illa, et innovabat illa. その甘美さが深く働きかけられ、また知覚されて、彼らは愛らしい幸運を知覚した、その楽しさに植え付けられたもの、それがそれら〔楽しさ〕を高揚させた、またそれら〔楽しさ〕を新たにした。
Cum tempus erat, dixit angelus, "Accingite vos, et induite vestes caeli, quas princeps noster ad vos miserat." 時があったとき、天使は言った、「あなたがたは身支度せよ、天界の衣服を着よ、それらを私たちの君主はあなたがたに贈った」。
Ac induerunt, et ecce vestes splendebant sicut ex luce flammea; また彼らは着た、すると見よ、衣服は炎の光からのように輝いた。
et quaesiverunt angelum, "Unde hoc?" また天使を質問した、「どこからこのことが?」
Respondit, "Quia ad nuptias ituri estis; 答えた、「結婚式へあなたがたは行くからである。
apud nos tunc splendent vestes, et fiunt nuptiales." 私たちのもとで、その時、衣服は輝く、また結婚式のものになる」。
 
(3) 訳文
746. 話している間に、召使いが走り寄り、君主の命令から八人の賢明な者たちがいる、また入ることを欲していることを伝えた。そのことを聞いて、天使は出た、また彼らを受け入れ、導き入れた――またすぐに、賢明な者たちは習慣的なまた礼儀正しい挨拶の後、最初に彼らに、知恵の始まりと増大について、それらにいろいろなものが混合していること、その推移について、また天使のもとの知恵は決して終わりを持たない、また消えない、しかし、永遠に増大する、また成長することを話した。
 これらを聞いて、集団〔に付随する〕の天使は彼らに言った、「私たちの君主は食卓で(彼らに)知恵の座(場所)について、役立ちの中にあることを話した。あなたがたは話せ、もしよろしかったら、彼らにもまたそのことについて」。
 また彼らは言った、「創造された最初の人間は、自分自身のためでない知恵が、またその愛が、しかし、自分自身から他の者とその伝達のために吹き込まれた――ここから、同時に他の者とでないなら、だれも自分自身にだけ賢明であり、生きないように、賢明な者の知恵が刻み込まれた。ここから、社会があり、これはそうでなければ存在しなかった。他の者〔のため〕に生きることは役立ちを行なうことである。役立ちはそのきずなであり、それらは善の役立ちと同数だけ多くあ、そして役立ちは数で無限である。
 霊的な役立ちがあり、それは神への愛のもの、また隣人に対する愛のものである。道徳的また市民的な役立ちがあり、それは社会のまた市民の愛であり、その中に人間が、そしてそれらの者ともにいる仲間の、市民の〔社会〕がある。自然的ながあり、それは世の愛(世俗愛)のもの、またその必需品のための愛である。また形体的な(物質的な)愛があり、それはさらに高い役立ちのための自分に維持のため愛である。
 [2] これらのすべての役立ちは人間に刻み込まれ、また、あるものの後にもう一つのものと順に続いている、また一緒に存在するとき、あるものがもう一つのものの中にある。
霊的なものである第一の役立ちの中にいる者は、さらにまた続く者の中にいる、これらの者は賢明な者である。けれども、第一の役立ちの中にいないで、それでも第二の〔役立ちの〕中に、またここから続くものの中にいる者は、そのように賢明ではない、しかし礼儀正しく丁重なだけであり、外なるものはそのように見える。第一と第二の役立ちの中にいないで、第三と第四の役立ちの中にいる者は決して知恵のある者ではない、なぜなら、サタンであるから、というのは世だけを、また世から自分自身を愛するからである。しかし、第四の役立ちの中にだけいる者は、すべての者の最小に賢明な者である、というのは、悪魔であるから、自分自身〔のため〕にだけ生き、またもし他の者〔のため〕になら、〔それでもやはり〕もっぱら自分自身のためである。
[3] さらに、愛のそれぞれにその快さがある、というのは、これによって愛は生きるから、そして役立ちの愛の快さは天界の快さである。順に快さが続いて入り、続くことの順序にしたがってそれが高まり、そしてそれを永遠性を与える」。
この後、役立ちの愛から発出する天界の歓喜を列挙し、また言った、無数にあり、またそれらの中に天界の中にいる者が入ること――またさらに、役立ちの愛について知恵の談話で彼らとともに夕まで一日を過ごした。
 [4] しかし、夕方に近く、亜麻布の衣の使者が、天使に伴われた十人の到着者にやって来た、そして彼らを、次の日に祝う結婚式へ招待した。また〔新参の〕到着者は、天界の結婚式もまた見ることになることを大いに喜んだ。
 この後、側近の顧問官のある者〔の家〕へ案内され、彼と食事をした。また食事の後、戻った、それぞれが自分の寝室の中に相互に(他から)続いた、朝まで眠った。
 また目が覚めた時、広場のまわりの家から乙女と少女の歌が聞こえた(それについて前に述べた)
 そのとき結婚の愛の情愛が歌われた。その甘美さが深く働きかけられ、また知覚されて、彼らは楽しさに植え付けられた愛らしい幸運を知覚した、それがそれら〔楽しさ〕を高揚させ、またそれら〔楽しさ〕を新たにした。
 時があったとき、天使は言った、「あなたがたは身支度せよ、私たちの君主があなたがたに贈った天界の衣服を着よ」。
 また彼らは着た、すると見よ、衣服は炎の光からのように輝いた。また天使を質問した、「どこからこのことが?」
 答えた、「あなたがたは結婚式へ行くからである。私たちのもとで、その時、衣服は輝き、結婚式用のものになる」。

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