原典講読『霊界体験記』 3932

(1) 原文

3932. Perceptum quod malitia cum ad summum venit, quod tunc se praecipitent in poenas{1}, nam toleratur usque ad summum, tunc perit aequilibrium, et sic praecipitant se, redigunturque ad aequilibrium, et si per poenas ad aequilibrium non redigi se patiuntur, tunc conjiciuntur ad infernum, ut ibi vastentur. 1748, 9 Nov.

@1 imperfectum in ms.

 

(2) 直訳

3932. Perceptum quod malitia cum ad summum venit, 〔私に〕知覚された、〔彼らの〕悪意が最高点へやって来ること、

quod tunc se praecipitent in poenas{1}, その時、自分自身を罰の中へ(真っ逆さまに)投げ落とすこと、

nam toleratur usque ad summum, tunc perit aequilibrium, なぜなら、最高点へまでも許容されるからである、その時、均衡が失われる、

et sic praecipitant se, redigunturque ad aequilibrium, またこのように、自分自身を(真っ逆さまに)投げ落とす、そして均衡へ回復される(追いやられる)、

et si per poenas ad aequilibrium non redigi se patiuntur, また、もし罰によって均衡へ追いやられることを(自分自身に)許さないなら、

tunc conjiciuntur ad infernum, ut ibi vastentur. その時、地獄の中へ投げ込まれる、そこで荒廃させられるために。

1748, 9 Nov. 1748年11月9日。

 

(3) 訳文

3932. 〔私に〕〔彼らの〕悪意が最高点へやって来ること、その時、自分自身を罰の中へ(真っ逆さまに)投げ落とすことが知覚された。なぜなら、最高点へまでも許容され、その時、均衡が失われ、このように、自分自身を(真っ逆さまに)投げ落とし、そして均衡へ回復される、また、もし罰によって均衡へ追いやられることが許されないなら、その時、地獄で荒廃させられるために。その中へ投げ込まれるからである。1748年11月9日。

 

◎『霊界体験記』のラテン原典などについて

今日(3月19日)に関係するので、この際、述べておこう。

柳瀬訳『霊界日記』は1988年1月10日に入手した(私が41歳)。そしてこのちょうど1年後の(平成に変わった)98年1月10日に静思社を初訪問して38歳年長の柳瀬に会った(すなわち彼は80歳)。

この和訳書は88年1月から91年3月にかけて読んだ(これは長かった――3年3か月、またこれで当時刊行されていた静思社の本はすべて読んだ)。

読みづらく(これは誤訳にも起因する)、また……の箇所が多すぎるのも気になった(後から思えば、翻訳者柳瀬の読解力の不足でもあった)。

その後、英訳書(ブッシュ訳など)を91年8月に入手した。これは同年6月にブリンアシンを訪問した折、購入したものがその後、海外便で郵送されたものであった。これを見て柳瀬訳の……箇所に何が書かれているか知った(すなわち、彼の読解力の不足)。

さて月日は流れ、94年3月19日(私が57歳)、ジェネラルチャーチブックセンターに注文してあった『霊界体験記』のラテン原典を入手した。それは1983年ジェネラルチャーチ発行、初版200部である!

このときは第1巻~第3巻であり、その後、第4巻は94年7月(やはり発行は93年、200部)。

この原典からの新英訳(デューバン・オドナー訳)をこの原典講読では最も参考に翻訳している。これは第1巻が98年に初版1000部がジェネラルチャーチから発行されている。私は2000年にカナダで開かれたジェネラルアッセンブリで注文し、同年10月に入手した(第2巻も、これは99年発行)。

その後、この『霊界体験記』の講読が始まった。英訳書の第3,4巻が刊行されたことは知っており、注文しなければならないな、と思っていた。ちょうど1年前の3月19日、その少し前に始めていたヨン・ジン師との「Go To Meeting」で「『霊界体験記』の英訳書第3, 4巻を送ってほしい」とお願いしたら、「鈴木のために役立つことができて嬉しい」と郵送されてきた(第4巻の英訳者は変わっており、時の経過していた)。

このように3月19日には不思議な縁を感じるが、何よりも不思議なのはこれが「スヴェーデンボリ出版」の創立記念日である。これはある方とお会いし、その方が(あなたの本を)「出版しましょう」と言ってくださった日である。

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