(1) 原文
Quod bona non imputentur, cum homo malus, et mala obliterentur, cum homo bonus
950.{1} Hoc clare mihi ostensum hodie in idea, nempe quod bona, quod sint Domini, nec possint imputari malo, quia in malis est, et putat bona sua esse, quod nusque{a} potest esse, quia sibi ea attribuit, bono autem, bona imputantur, et mala tunc☆ obliterantur, quae idea percipi clarius possunt, quam describi. 1748, 23 Febr.
@1 949 deest: 939-48 invenias supra post 934 transposita, vide ibi annotationem
@a = nusquam (vide annotationem ad [349a])〔349aの注は「正字法(正しい綴り方)についてのまえがきです、すなわち、スヴェーデンボリが別の綴り方をしていて、正しくは nusquam です〕
☆『索引』の「Bonum」には「…mala in bonis quasi obliterentur, n. 950」とあります。
(2) 直訳
Quod bona non imputentur, cum homo malus, et mala obliterentur, cum homo bonus 善は転嫁されないこと、人間が悪〔である〕とき、また悪は消し去られる、人間が善〔である〕とき
950.{1}☆ Hoc clare mihi ostensum hodie in idea, このことがはっきりと私に、今日、観念の中に示された、
☆ 949番はありません。
nempe quod bona, quod sint Domini, nec possint imputari malo, quia in malis est, et putat bona sua esse, すなわち、善(複数)が、それらは主のものである、悪い者に転嫁されることもできないこと、悪の中にいるからである、また善(複数)を自分のものであることを思っている、
quod nusque{a} potest esse, quia sibi ea attribuit, 決して(どこにも)☆存在することができないこと、それらを自分自身に帰すからである、
☆この綴りについて「注」参照。
bono autem, bona imputantur, et mala tunc obliterantur, けれども、善い者に善(複数)が帰せられる、また悪はその時、消し去られる☆、
☆ 善人のもとで悪が「なくなる」ことはありません、ただ「遠ざけられる」だけです、またはどこかにしまい込まれている、なので、いつ現われるかもしれないので、用心すべきです。なので、これは『索引』の「善」にあるように「あたかも消し去られるかのようである」と理解しておくべきです。
quae idea percipi clarius possunt, quam describi. それらは〔心の〕観念ではっきりと知覚されることができる、〔言葉で〕述べられることよりも。
1748, 23 Febr. 1748年2月23日。
(3) 訳文
善は悪い人間に転嫁されない、また悪は善い人間から消し去られること
950.☆1 このことが今日、はっきりと私に観念の中で示された、すなわち、主のものである善が悪い者に転嫁されることができないことである、悪の中にいて、善を自分のものであると思っているからである。それらを自分自身に帰すので、それらはどこにも存在することができない。
けれども、善い者に善が帰せられ、またその時、悪は消し去られる☆2。それらは〔言葉で〕述べられよりも〔心の〕観念ではっきりと知覚されることができる。1748年2月23日。
☆1 949番はありません。
☆2 善人のもとで悪が「なくなる」ことはありません、ただ「遠ざけられる」だけです、なので、「あたかも消し去られるかのようである」と理解しておくべきです。