原典講読『啓示された黙示録』 教えの事柄 (11)(直訳と訳文)

(2) 直訳(2主キリストについて、[3])

[3] Quod incarnatio facta sit, ut reconciliaret nobis Patrem, ac hostia fieret pro totius Mundi peccatis, tam originalibus quam actualibus; [3] 受肉は行なわれたこと、父に私たちを和解させるために、そして聖体となる〔ために〕全世界の罪の代わりに(のために)、実際の〔罪〕も原罪も。

quod incarnatus sit ex substantia Spiritus Sancti, sed quod Humana natura a Virgine Maria producta sit, quam ut Verbum assumpsit et Sibi univit: 聖霊の実体から受肉したこと、しかし人間性の性質は処女マリアから生み出されたこと、それをみことばとして帯びた(まとった)、また自分自身に結合した。

quod sanctificet credentes in Ipsum, misso in corda illorum Spiritu Sancto, qui regat, consoletur et vivificet illos, ac defendat contra diabolum et vim peccati. ご自分を信じる者を聖別すること、聖霊を彼らの心の中に送って、その者〔聖霊〕は支配する、彼らを慰める、また生かす、そして悪魔と罪の力に対して守る。

Quod Christus ad inferos descenderit, et infernum pro omnibus credentibus destruxerit; キリストは低い領域(下界)へ降った、また地獄をすべての信じる者のために破壊した。

quo autem modo haec fuerunt effecta, non curiose vult ut scrutentur, sed hujus rei cognitio alteri saeculo reservetur, quando non modo hoc mysterium, sed etiam alia multa revelabuntur. けれども、どの方法でこれらが結果となったか、好奇心で調べられるように〔キリストは〕欲しない、しかし、この事柄の知識は他の時代に保持される(保存される)、その時、この神秘(奥義)だけでなく、他の多くのものもまた示される(啓示される)(未来)。

Haec sunt ex Luthero, Augustana Confessione, et Concilio Nicaeno, Articulis Smalcaldicis; これらはルター、アウクスブルク信条告白、またニカイア公会議、シュマルカルデン条項からである。

videatur Formula Concordiae. 「一致信条」が見られる(とよい)(=参照)。

 

(3) 訳文

 [3] 受肉は、父に私たちを和解させるために、そして全世界の実際の罪も原罪も聖体となるために行なわれた。聖霊の実体から受肉した、しかし人間性の性質は処女マリアから生み出され、それをみことばとしてまとい、自分自身に結合した。ご自分を信じる者を、聖霊を彼らの心の中に送って聖別し、その聖霊は彼らを支配し、慰め、生かし、そして悪魔と罪の力に対して守る。

 キリストは下界へ降り、すべての信じる者のために地獄を破壊した。けれども、どようにしてこれらが結果となったか、〔キリストは〕好奇心で調べられるようことは欲しない、しかし、この事柄の知識は他の時代に保存され、その時、この神秘(奥義)だけでなく、他の多くのものもまた啓示される。

 

 これらはルター、アウクスブルク信条告白、またニカイア公会議、シュマルカルデン条項からである。「一致信条」参照。