(3) 訳文
92. 右足のかかとの下に、そこに残酷と同時に姦淫を楽しみ、またそれらの中に自分の生活(いのち)の最大の快さを知覚した者の地獄がある。妙なことに、いのちが身体の中にあったとき残酷であった者は、さらにまた他の者よりも姦淫者であった。このような者が、その地獄の中にいる。そこでは口に出せない方法で残酷を実行している。幻想によって自分自身に、青物のようなものを押しつぶすような容器を、また押しつぶす道具をつくり、それらでこのようにつき砕き、また苦しめる、そのようにできる者を。さらになおまた、死刑執行人の持つようないわば幅広い斧、また錐(きり)、それらでお互いを残酷に扱う、ほかに他の恐るべきもの。
そこにユダヤ人からの者たちがいるが、その者は昔、そのように残酷に異邦人を扱った。また今日、この地獄は増大している、特にキリスト教と呼ばれる世界から、また姦淫の中に自分の生活(いのち)のすべての快さを持ち、その者もまた大部分の者のように残酷である彼らによってある。
時々、彼らの快さが人糞の悪臭に変わり、それは、この地獄が開かれるとき、十分に発散する。それは霊たちの世界の中で感じられ、またその時、私はほとんど気絶し、ここから転倒した。その糞のような悪臭が時々、地獄を占め、またときどきやむ。〔その悪臭は〕姦淫からの彼らの快さであり、それがこのような悪臭に変わる。
時が過ぎ、このようなものの中で年月を送った時、ひとりぼっちで残され、また責め苦の中に座り、醜い骸骨のようになる、しかしそれでも、生きている。