(3) 訳文
61 ある顔が私に最初に空色の窓の向こうに見られ、その顔は間もなく中に引っ込んだ。その時、私に左の目の領域のまわりに小さい星が、その後、赤い多くの小さい星見られ、それらは白くきらめいた。続いて、私に壁が見られ、しかし屋根がなく、壁はただ左側にあり、最後に星の空が見られた。これらは悪い者たちのいる場所に見られたので、私は何らかのきたないものがあり、それが私に見えるようにさらされる、と思った。しかし、間もなく壁と空(そら)は消え、井戸が見られ、そこから白く輝く雲または蒸気が出てきた。さらにまた、まるで井戸から何かが汲み出されるかのように見えた。
[2] 私は、何をそれらが意味し、表象するか質問した。脳の中の漏斗管の表象であり、その上に脳がありそれは空(そら)によって意味されるまたその後、見られた井戸によって意味されたものは漏斗管と呼ばれる管であったこと、また雲または蒸気は、そこのリンパ液であったこと、それらは通り抜け、またここから汲み出される、と言われた。またそれらのリンパ液は二種類であったこと、すなわち、有用なリンパ液である霊魂精気との混合物、または漿液との混合物であり、それら排泄物のリンパ液である。
[3] その後、私にこの領域に属している者がどんなものか示された、しかし、単にさらに卑しい種類の者であった。さらにまた私は、彼らがあちらこちらに走りまわり、見かける者に接触し、個々のものに留意し、そして〔自分が〕聞くことを他の者に伝えるのも見た。彼らは疑い深く、短気で、落ち着かない傾向があり、あちらこちらに運ばれるリンパ液によく似ていた。〔彼らの〕そこの推論は〔あちこち運ばれるふうに〕流暢であり、そのことが表象されていた。しかし、これらの者は中間の種類のものである。
[4] しかし、そこに排泄物のリンパ液を表わす者は、霊的な真理を世俗的なものに引き下げ、またそこにそれらを汚す。例えば――その者は結婚愛について何らかのことを聞くとき、淫行と姦淫に当てはめ、またこのように、結婚愛に属するものを、これらに引き下げる。他のものの中でもそのように〔行なう〕。これらの者は前方のいくらか隔てた右に見られた。
けれども、善良な種類の者たちは、すぐ前の61番に述べた者たちに似ている。