エリック・サンドストローム師にお会いした、と述べた(スウェーデン人なのでエーリクが正しいかもしれない)。その思い出である。
1991年6月、44歳の時、ジェネラルチャーチの大会「ジェネラルアセンブリー」に参加した。場所はミシガン湖西岸ケノーシャ(といってもわからないであろう、ミルウォーキーとシカゴのちょうと中間)。会場は大学、英語のいろいろな講演など聞いてもわからないから、大学のプールで泳いだりしていた(ここで気づいたこともあるが、それでは話しが前に進まない)。
昼食時、テラスで食事を取ろうとしていた。すると、品格のよい初老の男性が「席が空いているかな」と同席してきた。私が感ぐるに7歳下の女房はそこそこ美人かもしれない、それで、めずらしい東洋人の婦人目当てで近づいてきたのかな、と思った(思いがやや下劣)。
「どこから?」「日本から」など会話しているうち、私たちの同行のK氏が「ミスター・スズキはへブル語を学んでいるよ」とサンドストローム師に話しかけた。「よろしい、私がテストしよう、これはどういう意味かな」と言いだした、ちょっとヤバいかなと思ったが、直ぐに唱え始めた言葉は「ベレーシート・バーラー・エロヒーム・・・」であった。「Oh Genesis 1, just beginning the Bible…」で、テストは合格、聖書の冒頭の文句であり、へブル語を学ぶ人だったら、知らないはずはない、そして、この言葉でなく他に(へブル語を知っているかどうか)試すような言葉もないであろう。
その後、会話の中で、バス主教が選ばれ(この大会で次期ジェネラルチャーチのトップ指導者が決定された)ことを、そしてその義父であることを知った。それで「Congratulation!」。
ミシガン湖を臨む、初夏の思い出深いひとときであった。
その後、バス主教夫妻は何度か来日された。