原典講読『天界と地獄』102番の中に誤訳がありましたので訂正いたします。
その直訳の個所は
et quod natura modo creata sit ut investiat spirituale, et id sistat correspondens in ultimo ordinis: そして、自然は単に、霊的なものを装い、そしてそれは最低の秩序の中に〔霊的なものを〕確立するために創造されていること。
ちょっとひどい誤訳でした。すぐわかると思いますがcorrespondens「対応するもの」が訳出してありません。ここで『レキシコン』のsistoに取り掛かっていたところ、その訳語に「~にする」の意味があり、この個所がその用例として取り上げられていました。
それでここは「対応するものにする」となります。
すなわち、この直訳を「そして、自然は単に、霊的なものを装うように創造されていること、そしてそれ〔霊的なもの〕を秩序の最後のものの中で対応するものにする」と訂正いたします。訳文は省略します。