6月19日、翻訳のペース

 一週間後は6月19日である。「6月19日は何の日?」と聞かれれば、どのように答えるだろうか? 「桜桃忌」と答える人がいるかもしれない。都立武蔵高校定時制に勤務していたころ、生徒がなくなった。三鷹の禅林寺で葬式があったが、そのとき「森林太郎」(遺言により自然石にその文字しか刻まれていない)の墓(明治の文豪と言うだけでだれだかわかりますよね?)とともに太宰治の墓を訪れた。
 太宰は玉川上水(私の目の前にその並木道が見える)に入水、その命日は本当はわからないので、たしか遺体発見日を命日にした。桜桃忌にはたくさんの人が訪れるという、私も太宰の作品は好きなので、今度、出かけてみようか、と思っている。
 以上は雑談(もともと雑談)。私たち新教会の人間にとっては一大記念日である。「新教会誕生の日」(だだし霊界で)の日(『真のキリスト教』791番)。私の所属するジェネラルチャーチでは、教会の四大記念日としている(イースター、新教会、感謝祭、クリスマス)。なお感謝祭はいつでだろうか? アメリカでは11月の第四木曜日であり、祝日であるが、日本では勤労感謝の日、すなわち11月23日に固定している。
 新教会の日を記念して約一年前に「天界と地獄」の原典翻訳を開始し、もう少し早く終了するだろうと思っていたのが、このままでは丸一年かかりそうだ。というよりも、今年に入ったあたりから、これだと丸一年かかるな、じゃ区切りよく「ちょうど一年」としよう、と思いはじめていた。
 長かった『天界と地獄』もそろそろ終了、残りの分量から見て、ちょうど満一年の6月18日に終える予定。(その後は、四つの教えの一つ『信仰について』をやったので、『生活について』を始めよう)。
 翻訳のペースとして、遅いであろう。しかし、これ以上ペースを上げることは考えていない。「じっくりやる」とこんなもの。単に訳すだけでなく、ついでにいろいろ調べていることもあるが、何よりも私の場合「辞書作り」と並行しているから。
 すなわち項目Sを残り半分ほど残して、仮にでき上がっている『レキシコン』を引きながら訳していることである。翻訳物ながら自分で作った辞書を使って訳すのは楽しい。何よりも自作の辞書なのだから「引きやすい」、それと同時に「校正」になっている。すなわち、辞書を引きながら、『天界と地獄』の文章と照らし合わせることで、辞書中の訳語が適切かどうか検討できることである。それで、『天界と地獄』を訳している途中で、『レキシコン』の手直しに切り替わることも多々ある。込み入った作業だが、そこがまたおもしろい。

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