『天界と地獄』の和訳について (1)

最も多くの人に知られ、読まれているスヴェーデンボリの神学著作はおそらく、『天界と地獄』でしょう。
私が日本新エルサレム教会の出版社である静思社の実務を担当していた時代は今から30年も前のことですが、『天界と地獄』は毎年、全出版物の中でダントツの販売部数でした。
『天界と地獄』は明治の終わり、1910年に鈴木貞太郎の和訳によって初めて日本語での出版が行なわれました。出版元は英国のSwedenborg Societyで、有楽社という出版社をとおして刊行されました。
鈴木貞太郎という人は、仏教学者であり、特に禅仏教を国際的に知らしめた人物で、鈴木大拙という名で知られています。岩波書店からはたびたび『鈴木大拙全集』が刊行されており、その中にも『天界と地獄』の和訳が収載されています。

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