「スヴェーデンボリの代表作は?」 と聞かれれば、『真のキリスト教』とする人もいるかもしれませんが、私は『天界の秘義』とします。でも「一番有名な著作」なら『天界と地獄』です。
初めて読んだスヴェーデンボリの著作が『天界と地獄』だった人は多いのではないでしょうか。私もそうです。83年9月(36歳)のときでした。出会いが遅かったのかようにも思いますが、その前にキリスト教について勉強していたので、人生の中でちょうどよい時期だったかもしれません。
他の「著作」を読みながら、読了したのが84年の9月。それ以来、英訳書を通読しただけで、あまり読んでいません。どちらかというと、聖書の内意に興味があり、『天界の秘義』などを読んでいました、またそのために、ヘブル語、ギリシア語を学んでいました。そして、93年ごろからは原典を読むために、ラテン語を学び始めたからです。
しかし、このあたりで、『天界と地獄』を読み直す時期が来たのだろうと思います。原典講読の講座を連載しながら、これからの約1年間、じっくり読んでみたいと思っています。