Swedenborgの日本語表記

Swedenborgの日本語での表記は、現在のところ統一されていません。
ここではスウェーデン語の発音にいちばん近い「スヴェーデンボリ」を用いていますが、日本スウェーデンボルグ協会は英語式の「スウェーデンボルグ」という表記を採用しています。
また、最初の和訳『天界と地獄』を訳した鈴木貞太郎(大拙)は、「スエデンボルグ」と表記し、その後、全訳を翻訳・刊行した静思社版も同じ表記です。
アルカナ出版からは初めてラテン語原典からの和訳が刊行されていますが、ここでは「スヴェーデンボルイ」となっています。
ちなみに百科事典や英和辞典などでは、何年か前に調べたところ、「スヴェーデンボリ」と表記しているものがいちばん多くありました。ネット上のフリー百科事典Wikipediaもこの表記となっています。
ラテン語原典からの最新の和訳や関連書をデジタル版で公開している「あおい出版 AOI Press」も「スヴェーデンボリ」を採用しており、いずれは「スヴェーデンボリ」がひろく一般に定着していくのではないかと個人的にも考えています。

鈴木大拙訳の『天界と地獄』

国際的に著名な仏教学者である鈴木大拙という方は、日本で最初にスヴェーデンボリの著作を和訳した人物でもあります。
明治時代の終わりころ、イギリスのSwedenborg Societyが資金を提供し、鈴木大拙師に依頼して、1910年に出版されたものです。
『天界と地獄』以外にも、彼はその後、『神慮論』『神智と神愛』『新エルサレムとその教説』といった本を訳出しています。
鈴木大拙訳の『天界と地獄』などの和訳は岩波出版から刊行された『鈴木大拙全集』に収録されていますが、現在は入手困難です。
なお『天界と地獄』については国立国会図書館の「近代デジタルライブラリー」でその本文画像が公開されています。このサイトで、「スエデンボルグ」で検索をすれば読めるはずです。

スヴェーデンボリ文選 II

「スヴェーデンボリのラテン語」サイトにスヴェーデンボリ文選IIを掲載しました。
これはスヴェーデンボリの神学著作『神の愛と知恵』から抜粋したラテン語記事に和訳と注釈をつけたものです。
スヴェーデンボリの神学著作をラテン語で読みたいという方だけではなく、スヴェーデンボリの神学や人物、ラテン語全般に関心をもつ方にも役立つサイトです。