ラテン語レキシコン掲載データを追加しました。
apiarium (n. ミツバチの巣箱)~aptus (adj. 適当な)
月: 2008年2月
水 aqua
英語のアクアラング( Aqua Lung)、水族館 (aquarium) などはラテン語が語源となっています。アクエリアス (aquarius) はスポーツドリンクの名前ではなく、その意味は「水を汲む者」です。星座の「みずがめ座」としてもおなじみです。ラテン語では「アクエリアス」ではなく、「アクアリウス」とローマ字をそのまま発音します。
みずがめ座で連想するのは、ルカ第22章10節の「水の壷を運んでいる人 homo amphoram aquae portans」です。amphora (女性名詞・取っ手が二つある壷)はレキシコンには含まれていない語です。homoは人、portans は「運ぶ、もってくる」という意味の動詞 porto から作られる現在分詞で、~しつつあるという動作を表します。aqua が aquae となっていますが、「水の」という意味になります。「町に入ると、水がめを運んでいる人に会うから、その人が入る家について行って入りなさい」とイエス・キリストが言われたことは何を意味しているのでしょうか。
水 (aqua) ということばが聖書で用いられるとき、それは「真理」(英語では truth、ラテン語ではveritas)を意味します。水の特質は、循環と戦場です。水は、人体にとっても、自然界においてもなくてはならぬものです。水がなければ、汚れを落とすことができません。養分を肉体や大地にもたらすのは水の働きです。真理の働きがどのようなものであるかそこからわかります。ですから聖書には水に関連する記述がたくさん見られます。
水が何を意味するかということがわかると上記の聖書のことばが何を伝えているかは、それぞれの人にふさわい答えが返ってくるのではないかと思います。
真のキリスト教 480 から(私訳)
動物は食育と繁殖に関してその自然的な愛に伴うあらゆる観念を持って生まれる。だが、人間は先天的な観念を持たず、ただ、知り、理解し、賢明になる可能性と、自分とこの世、また隣人と神を愛する気持ちだけをもって生まれる。
bestia cum omnibus ideis pedissequis amoris naturalis sui, in talia quae nutritionis et prolificationis sunt, homo autem absque ideis connatis, solum in facultatem sciendi, intelligendi et sapiendi, et in inclinationem ad amandum se et mundum, et quoque proximum et Deum
ヘレン・ケラーの信仰

Light in My Darkness
Dorothy Herrmann, Helen Keller, Ray Silverman
目が見えず、耳が聞こえず、口がきけないという三重の障害を負いながらも、世界中の多くの人々に大きな影響を与えた「奇跡の人」。
そのヘレン・ケラーが信じていた宗教については知っている人は少ないと思います。そしてヘレン・ケラーがみずからの宗教観を明らかにしているのがこの本です。
彼女は、エマヌエル・スヴェーデンボリの神学著作を読み、大きな影響を受けました。この本は単に自分の宗教観を述べるというよりも、その神学の案内書と言ってもいいほどです。
ヘレン・ケラーの自伝はよく知られていますが、これはそれを補完するものであり、この著作を併せて読むことで、彼女の生涯の全貌が見えてきます。
これは英語で書かれていますが、次回は、その和訳について紹介したいと思います。
ラテン語の入門に最適

初級ラテン語入門
有田 潤
ラテン語の一般的な入門書とおすすめしたいのがこの本です。200ページほどで、それほど厚いものではありません。私のラテン語の文法知識はほとんどこのレベルです。ただし、最初に買った本は読みつぶしました。この本にある変化表はすべて暗記しました。おかげで。表紙もとれて、製本がこわれ、手垢でうす汚れています。今は同じ本の2冊目を購入し、時々、眺めて復習しています。
この本と並行して、ラテン語会話と作文をやりました。それから、スヴェーデンボリの著作をラテン語原典で読むようになりました。会話・作文は独学ではなく、先生について学びましたが、『初級ラテン語入門』で学んだことが基礎になっています。
この本でも書かれているように、これを終了したあと、『ラテン広文典』(泉井久之助)で学ぶのがいいでしょう。